詐欺師の俺の人生~無限地獄

@suiseiyarou

第1話 虎の威を借る詐欺師

よお!俺は詐欺師!

絶賛いまオンラインメールやミンスタグラムで、有名な人物を装い金を騙し取っているところだ!

特に人気者になりますのはいいぜ!

簡単に人が騙せる、金もがっぽり儲かり、あとは痕跡を消し逃げるだけだ!


俺は人生の勝ち組だ!騙される方悪いのさ!

これで、俺で女も手に入り、高級な場所に住めて勝ち組だ!


な、なに?

なにかおかしなメールが届いてるぞ???

え、お、同じことをしている詐欺師から目をつけられている?

い、いや自分が騙したのがヤクザの娘だった???

カチコミにくる??


ま、待て、ドアがガチャガチャなってるぞ!!!!!


どうなってるんだ、まずいまずいまずいまずい!!!!


こ、怖い、ドアを破られた、安すぎるアパートなのが行けなかったのか!!!


あれ、た、倒れてる、、、

え、視界が、、、横に???

何が起こったんだ????


なんかドクドク血が流れてる、、、

い、痛い、、、


その時俺の人生に走馬灯が走った

俺は基本的に人を騙すことしか知らない人間だった

騙される方が悪いと思っていた、、、


しかし、よくよく考えれば人気者になれず、成りすますことしか知らなかった俺は、、、

もしかして、、、

意識がなくなっていく、、、


俺の人生は空虚だった、、、人を愛することも出来ず、もしかして騙した金で得たのは俺をATMにする女だったのでは、、、


俺には騙すこと以外金を稼ぐことを知らなかった、、、

無能であった、、、


俺の人生に価値はなかった、、、

俺は空虚だった、、、

ああ、視界がなくなってく、、、


ヤクザA「こいつ、どーします?」

ヤクザB「適当に捨てとくしかないだろ、仕方なかったな、、、」

ヤクザA「そーっすね、どうせやりようないしとっとと捨てるか、臓器売れそうなら売りましょ!悪いっすねこっちも仕事なんで」


こうしてなりすまし詐欺師は引きずられて連れて行かれたのであった


天の声「いや、もっと人生輝けよ」


fin


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