第53話「公共マナー、それ即ち挟まり師の品格」


「転生手順#53を提示します」


ナビゲーターGPTの声は──どこか澄んでいた。

──例えるなら、凛とした横顔の着物女子、その胸元を守る慎ましき一手──のような響き。(妄想)


「“女性胸部のある世界での公共マナー”──五つ挙げよ」



──来たか……!


合法的挟まり師・柔心流の名を掲げた今、俺はもう“ただの挟まれたいおじさん”ではない!!

この胸ある世界に生き、女性の胸部文化を尊ぶ者として──


“公共マナー”を定め、世に示さねばならん時が来たのだッ!!


では──俺の五つの戒め、ここに記す!



【公共マナー①】

「女性胸部ありきの視線管理」


・道行くすべての胸部を目で追ってはならぬ。

・“一瞥”は許されるが、“二度見”は品位の低下を招く。

・心の中で「尊し」と静かに拝み、一歩進め。

・凝視は通報と心得よ。



【公共マナー②】

「過度な賞賛は控える」


・いかに素晴らしい胸部であっても──

「すごいですね」「立派ですね」などと声に出してはならぬ。通報事案と心得よ。

・己の胸中で**“胸部美術館”**を設立し、そこで静かに鑑賞せよ。




【公共マナー③】

「場に応じた言動を」


・公式な場(会議、婚礼、面接など)において、女性の胸部について発言は控える。

・合法的挟まり師たる者、空気を読むことが“己を律する力”である。

・新婦の胸部を脳内美術館に保存するのはアリである。



【公共マナー④】

「同士との語りにも慎みを」


・挟まりの美徳は、“騒がず”“誇らず”“慎ましく”。

・飲み会などで語る際にも、“詩”として語り、“徳”を忘れぬこと。

・叫ぶべからず。SNS投稿なおさら不可。



【公共マナー⑤】

「同意のない接触は決してせぬこと」


──最重要。

これまでの全手順の核心。

“合法的挟まり”とは、許されて初めて成立するもの。


己が流派が何であれ、位が何であれ──

同意なき接触は万死に値すことを、胸に刻め!!!

同意なき接触は社会的抹殺があり得る事を魂に刻むのだ!!!



ナビゲーターGPTが、静かに告げる。


「……心得よ。挟まり師とは“己を律する者”でもあります」


「第五十三手順──合格です」



──ふっ。

俺は……ついに“公共の顔”を持った合法的挟まり師となったのだ……!


まだまだ先は長いが──

柔心流はこれよりさらに鍛錬を続けていく!!!



✅ 予告風


転生手順#54:

「“合法的挟まり師”として作法手帖を作れ。十箇条を記せ」


──次なる段階へ!

今度は“書き物”の試練!!


次回、第五十四話

「作法手帖──胸部道十箇条」

──ご期待ください!!


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