第10話
最初の2週間くらいは毎日。。 恐怖しかなくて そして孤独だけで 絶望が と
泣いてただけだった。だって 未来が分からないもの。普通の生活じゃないし。
泣いて、閉口して、頭を垂らして
時に天に向かってため息を大声で叫んでも、その空気は 変わらなくて・
泣くことが満たされてしまって。 普通になった。
生きることにした。
家族の事大丈夫か、最初に思ったけど もう帰宅してみて 変な状態だとわかったから
玄関開けて、閉めた。
(お願い、家の中で ゆっくりしてね)
この時の外はすごく嫌だった。
人を人が 目の前で 多く見た。
出来る限りの速力で 走った しか 覚えがない。 必死だった。
もう家には帰りたくない。。。
(母と弟しかいなかった。 父親は帰宅してなかったのだろう。
行方知らず。)
そう、私 思い返すと
プールで潜水の練習していた。
ドーン!!!っていきなり潜水中の私にわかるくらい 音がして
恐くて、水に潜ってた。
プールから出ると
みんな、なんか落ち着かない状態で、何があったのと、スマホで検索する子や
すっごい光ってたよね!となんか嬉しそうに言う子。
友人が、今すごい光と振動だったよね、 というが 私は感じてなくて・・・
何か、その時にだと思う。何らかのが。きっと。
(今日は、久しぶりに暖かいものが食べたい。)
スーパーでガスコンロとボンベ。 ペットボトルの飲み物や袋菓子、缶詰。を
カートのまま入れる。コメとパスタとかも持って行こう。パスタソースのやつとか。
最初なんて、誰もいないのに、 レジ前に並んだ。
誰もいないのにね。我に返って、少し笑って少し泣いた。
今はもう手慣れた。
最初 ほんとに死んじゃってもいい って思って 何も食べなくて 2か月くらいたったけど
全然、人って死なないんだよ。 私だけ?
だけど、その間、もっと 生きる方法とか考えたらよかったと思う。
今更、ガスコンロだもの。
車道に車も走ってないから、このままカートごと拠点戻ろう。
無視してるけど 焼かれた遺体が 外には転がっている
かわいそうと思ったらきりがない。
よりも、
強く生きる方法考えよう。
そう、ドラッグストアとかも行こう!
だけど
眼の前に 多分知ってる、それも親友 ゾンビの状態でいるの 見えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます