死亡フラグだらけの悪役貴族に転生してしまったけど死に戻りで強くなります
あんこくじだい
第1話 異世界転生
うん…ここは…どこだ?知らない天井だ。うっ、頭が痛い…。前世の記憶が蘇ったようだ。俺の前世は日本人。ゲームが趣味のおっさんだったはず。
「いつの間に死んだんだ?これは異世界転生か」
この世界を生きた記憶もある。俺の名はサミュエル・フォン・ダグライアン公爵子息だ。第一婦人の子で七男だ。
「ステータスオープン」
俺はとりあえずステータスオープンと唱えた。異世界に来たらお約束だ。
サミュエル・フォン・ダグライアン 8歳
ユニークスキル:死に戻り(パワーアップ)
スキル:無し
随分と簡単なステータスだ。スキルが死に戻り?しかもパワーアップ?なんのこっちゃ?スキルがあるってことはゲーム世界だろうか?前世知識を総動員してサミュエル・フォン・ダグライアンという人物について考えたが、シミュレーションゲームの悪役にそんなようなのがいたかな。
「こりゃゲーム世界への異世界転生かな?しかもすぐ死ぬ悪役貴族…」
などと独り言を言っているとノックが聞こえてきた。
「サミュエル様、今日の夕食は皆さまと一緒にとっていただきます。食堂へどうぞ」
「わかった、ありがとう」
たしか、サミュエルはナレ死さえ無いようなマイナーキャラで、ルートによっては生き残っても悪役として殺される悲惨なキャラだ。この先、突然の死を迎えるかもしれない。
「でも死に戻りがあるし、まあなんとかなるかな」
俺は食堂に向かった。
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