バカンスの涼風
Rie
― ひとときの解放 ―
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波は囁き、
足元をくすぐる砂のぬくもり。
遠くの水平線は、
ぼんやりと霞み、
どこまでも続く約束。
木陰の揺れる葉音は、
秘密を運ぶ風の声。
陽はゆるやかに傾き、
時は忘れられた時計の針。
笑い声は遠くに消え、
心は軽く、どこへでも飛べる。
明日さえも、今日の続き。
解き放たれた魂は、
ただ、この瞬間の輝きに
溶けてゆくのだ。
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バカンスの涼風 Rie @riyeandtea
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