第26話 カメのむくみ顔

 次の日、教室に入り自分の席に座ると、引き出しには何も入っていなかった。だが、会長のセリフから何かがあることは確かだった。あの暗号が会長の書いたものなのかはわからないが、少なからず会長が何かを知っているのだろう。

 私の次にタカが来た。その次に、エイとミヤが来た。最後にカメがいつもより少し遅く来た。なぜ遅かったのかと訊ねると、「わたしにも色々とあるのさ」と返された。まぁ会長関係であることはわかったのだけど。

 「あれ?カメなんか今日さ、目むくんでる?」

 ミヤがそう訊いた。私もよく見たら、少しだけいつもよりむくんでいるようにも見えた。

 一番長くいる私でも気づかなかったのに、気が付いたミヤがすごいと感じた。

 「女の子にそんなこと訊ねるなんて、ちょっと失礼なんじゃなーい?」

 「いや、ごめん…」

 ミヤは、意外なカメの反応に少し戸惑っていた。

 カメは、「いやいや、冗談だって(笑」と返していた。

 「、……」

 そんなたわいもない会話をしている時、どこからか視線を感じた。ふと教室の中を見渡したが、こっちを見ている人なんていなかった。気のせいだったのだろうか。

 「はーい、座ってー。ホームルームはじめるよ」

 副担が入ってきた。みんなは、言われた通りに自分の席に座り始めた。私は、元から座っていたので動く必要はなかった。

 そういえば忘れかけていたが、昼休みに生徒会室に行かないといけないんだった。

 午前中の授業を終えて、私は生徒会室に向かったのだが、ドアノブに手がかけれないでいた。

 なぜなら、ギスギスしている雰囲気が漂っているからである。会長と副会長が言い合いをしていると高木さんさが生徒会室から急いで出てきて教室に帰っていった。

 入るのがドキドキしてきた。

 私は、怖いもの見たさでドアに耳をつけてみた。

 「会長は、●●●さんが関係あると知っているのに何で教えてあげないんですか!」

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