第15話 薬局のおやじが…

 余談です。

 もっともっと詳しい方が

 世の中にたくさんいますが、

 本当に簡単に書いていますし…語っています。


 その性能も8ビットだったりします。

 ですが、パソコンにしろオフコンにしろ

 機械の切りのいい数字

 都合のいい数字でデータを読み込んできます。

 そこは今も変わりませんので…

 メモリーのお話に最後なりますが、

 そんな理由です。


*****

 

「ねえ、1キロバイトって何バイトか知ってる? 」

 先日薬局にレセプトコンピューターの点検に来た若いシステム会社の人に訊いてみました。


「え…1000バイトですよね…」


「1024バイト」

「そうなんですか…」

「1メガバイトは1024キロバイト、1ギガは1024メガバイト、1テラは1024ギガバイト…」


「なんでそんな中途半端な24が付くのですか…」


「コンピューターの中は2進法、4進法、16進法の世界なんだよね、1000とい うのは人間にとってきりのいい数字だけど、コンピューターにとって、16進法でとっていくと1024がいいんだ…」

 

 まあ、よくわからないよね…


「昔僕が触っていたオフコンはね…

 データを引っ張ってくる、処理する最小単位って

 256バイトだったんだ…

 これに名前をつけてね

 1ハードレコード、1HRってしたんだ」


*ネットで引きましたが、今ハードレコード

 という表記はまったくありませんね

 そんなこと考慮しなくていいからでしょう


「はぁ…」


「ちなみに通信単位でさ…パケットって知らないかな…」


「知りません」

 若いからな…知らないよな…

「昔はパケット通信って言ってさ…」


「はぁ…」


「携帯で画像とか送られると…やべえパケット食っちまうなんて泣いていたんだよね…」


「はぁ…」


「1パケットは128バイトなんだよ」


「はぁ…」


 まったく響いていない…


 というより

「なんで薬局のおやじがそんなこと知っているんだ…」

 と顔に書いてありました。

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