女が大好きです。

 最初にこれを言っておく必要がある。私は男である。そして私は男として女性が好きである。


 また何を言い出すのだこの男は(笑)。


 どのように好きなのかも重要なんだと思う。とりあえず、すぐそばに女性がいるだけでいいのだ。例えば女性と並んでただ単に外を歩くだけでいい。


 ただそれだけのことで男は胸が高鳴り嬉しい心境になる。誰でも良いというわけではない。


 しっかりと互いに面識があって普段から普通に会話をする仲である必要がある。別に交際中の彼女でなくてもいい。


 ただの友達、もしくは知り合い程度でもいい。


 そして女性の声ですね。


 普通の何でもないただの雑談であってもいい。女性の声を耳にしながら普通の会話をするだけで男は胸が高鳴り嬉しい気持ちになる。


 女性には、ただそこにいるということだけで男を嬉しい気持ちにさせる不思議な力がある。女性からすれば特に特別なことはしてない。ただそこにいて普通の会話を普通に会話をしているだけです。


 別に脱ぐ必要もなければ性的なことをする必要もない。


 これを逆の立場で考えてみる。


 女性が面識がある男と二人で普通に並んで外を歩く。特に付き合ってる彼氏でもない。恋人までは行かないとして、友達として仲がいい程度の男性と並んで雑談しながら外を歩く。


 その時、同性との交流とは違う感覚に陥ると思う。


 まず相手(男)の声のトーンが女友達とは明らかに違う。男の声は女性とは違い太い。体格も違う。着ている服も女とは違う。考え方も話す会話のタイプも違うと思う。


 それらの違いに女性もまた、女友達と普通に過ごす感覚とは違う感情を男といる時に感じる。


 私は女性から伝わる【視覚】や【聴覚】の他に【嗅覚】【味覚】【触覚】も好きです。


 【視覚】は女性の見た目。【聴覚】は女性の声。【嗅覚】は女性の匂い。【味覚】は女性の唾液の味。【触覚】は彼女の手や肌に触れた時の感触。


 ああ。なんて女性は素晴らしいのだろう。


 だが、そこに心通わす関係がなければ魅力は半減する。アイドル歌手のように届かぬ対象だったり、遠くで見て、ただ一方的に見てるだけの男など、気持ちが悪い。

また男側が欲情して無理やり女性に接触を迫る状況も見ていて痛々しいものがある。


 そこに女性がいたとしても、彼女と 心 通 わ す 関 係 がなければ意味がないではないか。一方的な感情や、無理強いするような関係ではなく、お互いに理解し合い、尊重し合える関係があってこそ、女性の魅力が最大限に輝くのです。


 女が大好きです。そんな女性が何かを頑張ってるなら応援したくなるし、何か涙することがあれば、再び、笑顔を取り戻せるように優しく彼女の心に寄り添い、彼女の心の傷を理解してあげたい。


 ただ、女性は笑顔だけでなく、切ない表情すらも魅力的なので困ったものだ。


 悲しみで頬を伝う一滴の涙――。お美しい(笑)


 本当に女には困ったものだ。女性は何をやっても魅力的なのです。

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