いじめられる方が悪いの
甘川 明
白も黒 黒も白
僕、真柴遊真はいじめられてる
私、桜樹春乃はいじめをしている
僕はいじめられてることを先生に言った
私はいじめてることを先生に言った
「結城先生僕いじめられてます」
僕が言うと先生はかがみもせず
「でもいじめられるってことは真柴くんが悪いんでしょ先生なんもできないよ自分で考えな先生忙しいから」
と言い放った、
「木下先生ごめんなさい私友達にそそのかされて真柴くんいじめちゃった」
木下先生は桜樹に目線をあわせて
「自分から言ってくれて嬉しいぞ、でもないじめはだめだ、相手が何したとしてもいじめは犯罪だ。」
真柴は担任の先生にいじめられてることを言い、桜樹は副担任に言った。
《放課後職員室にて》
「木下先生真柴くんがねいじめられてるっていうの、あの子ある意味目立つから自業自得だと思うの木下先生もそう思いますをよね?」
「何言ってるんですか?結城先生いじめは犯罪だ、どんな理由があろうと注意さないといけないんですよ」
「で、でも、いじめられてるもうn、」
木下先生は結城先生の言葉に被せて言ってた
「そういえば今日いじめの話桜樹から聞いたんですよね、『私真柴くんいじめててー』って」
「まぁいじめがだめっていじめてる方が気付いたならもう教員陣の幕はないですねこれ以降は生徒同士d」
今度はキレながら木下先生が言った
「重要部忘れてましたね!『そそのかされたいじめてた』とも言ってたんです、だからいじめの中心人物を注意するまで真柴のいじめはなくなんないんですよ!」
勢いにやられた結城先生は
「で、でも、いじめは生徒の問題なので....」
「結城先生は馬鹿ですか?」
「ば、バカは言い過ぎでは、」
「いじめは生徒だけの問題ではありません。家庭環境・勉強に対する不安・将来への不安・他者からの期待などなど虐める側にも要因はあるんですなので一理にいじめられる側だけが悪いわけじゃないのです」
「わ、わかりました。明日の朝、朝の会でいじめてる子を聞きます」
「それは逆効果です、言ったことがバレ真柴へのいじめが悪化するか桜樹が言ったのがバレいじめられるか、はたまた両方か、」
「木下先生私はどうすれば、」
「なにもしないで私がするのを見ててください」
《次の日の放課後》
木下先生は桜樹を呼んだ
「なあ誰にも言わないから誰が主犯格なんだ?」
「ほんとにいはない?」
『おう』と木下先生は頷いた
「しゅ、主犯格は..........の学級委員の遊菜ちゃん、真柴遊菜ちゃん」
「二人、では無いな?」
「うん」
「他に立川美羽ちゃん、渡辺萌奈ちゃん、有馬凪ちゃんかな私が知ってる限り」
(ビンゴ証拠はある)
「あリがとう」
《職員室》
(この五人、いや、真柴遊菜だ真柴悠真の双子の姉普通双子は同じクラスになれないのだが.....親が教育会+PT◯だから聞いたとか)
「あれー木下先生どしたん」
木下先生は後ろを振り返った
「小林先生ぇの飲み行きましょ」
木下先生は安心して泣いてしまった。小林先生は木下先生の幼稚園からの幼馴染であり木下先生の彼氏だ
「まあ明日休みですもんね」
「あらぁいつも通り熱々ね、」
付き合ってることは先生は知っている
《帰宅中》
「真夜(木下先生の下の名前)大丈夫か」
「隆也ぁぁぁ(小林先生の下の名前)もうやだよぉ」
職員室では必死に苗字で呼び合っている
「真夜また結城先生に大口叩いたんだろ」
「隆也には勝てんはその通り」
「真夜よしよしどうせいじめとかで意見別れたんだろ」
木下先生は『うん』といって頷いた素地て小林先生は頭を撫でた
《居酒屋》
「隆也ぁぁぁ結城先生たらさ『いじめはいじめられる方が悪い』っていうんだよ俺らいじめられてた人たちのことなんもわかったて無い」
「ようだな真夜はいじめられてたもんな」
「うん、だからいじめなくしたいもん」
「真夜はいい子だな、なでなで」
《次の日》
木下先生はいじめてた生徒を一人ずつ呼んだ
一人目 真柴遊菜
「何、キモ女生徒呼ぶとか変態かよ」
「僕はねいじめを許せないんだよ」
「は?いじめ?なんのこと」
木下先生は桜樹が言う前から感づいていて証拠写真を持っていた
・真柴に雑巾を絞ったバケツの水をかけてるとこ
・机の落書きシーン
・殴ってるとこ
・蹴ってるとこ
・下駄箱にゴミ入れてるとこ
「こんだけ証拠出していじめてない?笑わすな」
「や、でも、兄弟だし、双子だし」
「だからなんだ、本人はいじめと主張しているこの写真クラス掲示用と学年集会で配るつもりだから」
と言いながら木下先生は教室を歩き
『ガラガラ』
「先生やm」
『ピシャ』
真柴の意見を聞かず木下先生は教室から出た
二人目 立川美羽
「よ、呼び出しなんて」
「心当無いの?」
「な、何も、『いじめはバラてないはず(小声)』」
「そのいじめだよ」
「え、で、でも私近くにいてみてるだけだすよ?何もしてない」
「確かに写真見る感じ何もしてないね、でもね傍観者もいじめの加害者なんだよ」
みう『え、』と言って泣き崩れたので木下先生は放置して教室を出た
三人目 渡辺萌奈
「遅かったね待ちくたびれたよ来ないかと思った」
「すみません、なんで呼び出しか考えてて遅れました」
「ほぉなんで呼び出しかわかった?」
「はい、いじめですよね、呼び出されてる人的にも、」
「そうだよ、怒られるのに余裕だね」
「いえ、私は怒られには来ていません」
「というと?」
「交渉に来たのです」
「交渉?」
「はいこのいじめのホントの理由ききたくありませんか?」
「教えてくれるのか?」
「はい、そのかわり私がこれを言ったことは内緒にしてください」
「わかった」
といって木下先生は頷いた
「遊菜ちゃんが遊真くんをいじめる理由はですね悠真くん運動も勉強も遊菜ちゃんよりできて親が双子なのに遊真くんを贔屓してるらしいのです」
「ほぅそれで?」
「それでお誕生日プレゼントもクリスマスプレゼントも遊真くんが2人分もらうらしいんです、遊真くん優しいので遊菜ちゃんにおもちゃ一個渡すらしいのですが遊菜ちゃんにはその反応がイライラするらしいです。私が知ってるのはこのくらいです」
「なるほどな、ありがとう戻っていいぞ」
四人目 有馬凪
「なに、呼び出してーってもしかしていじめについて?」
「そうだ話が早くてありがたい」
「それならあたしなんもしらないよ?」
「ならなんでいじめって?」
「見ちゃったのあの四人がいじめてるとこ確か...」
「真柴の姉と立川と渡辺と桜樹か?」
「そうそう真柴くんいじめてたわ」
「いじめてないならなんでお前がいじめてるって言われたんだ?」
「言われた?」
「おう、いじめてるうちの一人が僕に言ってきたんだ」
「あー春乃かな?あたしのこと嫌いだから」
(見たなら聞いてみるか)
「有馬は止めに入ったのか?」
「なにいってるの?」
(やっぱ入ってないかなら注意を...)
「入ったよ、結城先生にも言ったよ、」
有馬は肩を落とし言った
《帰宅後》
「たーかーやー」
「なんだよ真夜今日も酔ってるのか?」
「つかれたんだよぉ一人ずつ話聞いてさぁ」
「頑張って得たかったな」
「うぅ」
「明日も頑張れよ」
「は、はい」
《次の日 朝の会》
「先生ね信じたくないんだけどね、このクラスでいじめがあったんだ、みんなつ付して」
「はーい」
「昨日木下先生から呼び出しあった子教室出て」
五人外に出た。
廊下には木下先生と小林先生がいた
「「君たちかこの写真をクラスに撒くね」」
「「「「やめ、」」」」
「あたし関係ないしいじめするほうが悪いから先生に賛成」
有馬は先生に賛成した、
『ガラ』
教室の窓が開き
「お姉ちゃんだそ?」
そして結城先生も賛成して多数決でクラスに配った
「は、学級委員やば、」
「引くわー」
「僕も姉がいるけどここまでやばくない」
「私弟いるけどこんなひどいことできない...」
「これでわかったね君たちのしてたことはいじめだ」
「「「「はい」」」」
いじめられる方が悪いの 甘川 明 @Kam22
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます