第10話放送 一人ラジオ

 (♪なんとなく軽快な音楽)


 「ゆにポテの『IT's Show 話 Time!』」(がっつりエコー)


 陽が落ちて風に舞う落ち葉のカラカラという音に一抹の寂しさを感じる夜のひと時、いかがお過ごしでしょうか。アシスタントの敷知です。

 今夜もまったりゆったりお届けしようと思います。


 この番組は、平成初期をテーマに緩くトークして行こうというコンセプトでお送りします。


 ここで一つ非常に残念なお知らせがあります。

 最初からこうして私がずっとだらだら喋っている事で何となく察してくださっているとは思いますが、今回ゆにポテさんはいません。遅刻とかでは無くお休みです。

 誰ですか? どうせ寝坊だろうとか言ってる人は。違いますよ。ちゃんと病欠です。なんでもインフルエンザにかかって外出禁止なのだそうで。

 ゆにポテさんは一回お休みという事にして、今回は私だけの放送という事になりました。そういう事ですので、皆さん、よろしくお願いします。


 さて、何を話そうかと色々考えたのですけど、どうせなら初出し情報が良いんじゃないかという事で、ちょっとしたお話をしようかと思います。


 この放送が始まるきっかけ。それはぴぽこさんがラジオ放送を始めた事にあります。

https://kakuyomu.jp/works/16818622174258724933


 私は毎日小説を書いてカクヨムに投稿しています。

 同じように小説を書かれている方なら「あるある」だと思うのですけど、今自分が書いている小説とは全然違うネタをふっと思いつく時というのがあります。……大抵は煮詰まってる時ですよ。

 プロットはある、書く事もある程度決まっている、それをキーボードを打鍵して書いているわけですから、普通はその情景やら台詞やらで脳内は埋め尽くされているはず。にも拘わらず、変なネタをふっと思いつくんです。

 いったい私の脳内はどうなっちまってるんだと自問したくなります。


 でも、そういうものに限って、メモ帳にメモってしまうんですよね。そんなこんなで私のメモ帳は雑多なメモで一杯。その多くは本当に雑多で、ジャンクで、鼻をかんだら捨てるティッシュのようなレベル。

 でも中には、メモに追記、追記で話が膨らんでしまっているものもあります。


 いったい何の話をしているんだと思われるかもしれませんが、ご心配なく、ちゃんと話は戻ってきます。

……誰ですか? いつもの事かってツッコミ入れた人は。


 その追記、追記で膨らんだメモ、もうそこまで行くと簡単な初期プロットですよ。その中の一つにラジオを舞台にしたお話があるんです。


 今はもう終わってしまった、「ラジオどっとあい」という声優のラジオをベースにした物語。

 超有名パーソナリティの後、超無名の新人パーソナリティの番組がスタートする。当然誰も知らないから、お便りが来ない。それをスタッフが埋めて番組を作っていった。

 ところが、5回目の放送でパーソナリティは気付いてしまうんです。お便りが全く来ていない事に。ラジオネームは違うのに、毎回文面の癖のようなものが同じなんです。そこで思わず声を詰まらせてしまう。

 6回目の放送で、今回は多くのお便りが来ていると言って渡されたものもやっぱりスタッフが書いたもの。

 7回目、8回目も目の前のお便りの紙は増えているのに、渡されるのはやはりスタッフの書いたもの。

 9回目の放送でスタッフがやらしてしまうんです。そのお便りの束の一枚をパーソナリティが見てしまうんです。その内容は「つまらない、さっさと終われ」。

 涙声で原稿通り次回最終回という事を告げるんですが、最初の話では全12回の予定だったんです。

 最終回、淡々と進行し、次回からのパーソナリティを発表した後、スタッフから花束を貰い、泣き崩れたまま終わる。


 そんなラジオ風景を書くだけの全10話の話です。

 それをコンテストに向けて書こうかどうしようかと迷っていた所に、通知に入ってきたのが「公式版ぴぽこラジオ」の文字だったんです。


 読みに行って、自分が書こうとしていたものがかなり難度の高いものだという事に気付きました。恐らく普通に書いてしまうと、1話の文字数がとんでもない事になってしまう。だとしたら、数話で1回分という事になるけれど、それなら週1の公開で1か月で1回分の放送という形式だなと。


 そこでもっと他の方のラジオも読んでみたいと思いまして、「毎週リレーでやっている放送が読めたら面白そう」「オールナイトニッポンのように」という提案をしたんです。


 夏のリレー企画は終わってしまい、ラジオ小説の灯が一つ、また一つと消えてしまっていますが、いつの日か、オールナイトニッポンのようにラジオ放送がアップされる日が来ると良いなって思っています。



 さて、もうこんな時間ですね。残り少なくなってしまったので、ここらでお便りのコーナーに行きましょうか。


 「普通のお便り、略して『ふつおた!』」(がっつりエコー)


 今回は番組にいただいたお便りを紹介したいと思います。


 ラジオネーム「Ryuzy」さん。


「昔、PC8801markⅡSRなら持ってました(  ̄▽ ̄) まぁ、エロゲ専用機になってましたがw」


 昔コンプティークっていうPCゲーム御用達の雑誌が刊行されていたのを思い出しました。私はその中のソードワールドやロードス島戦記、クリスタニアの連載が好きで読んでいたんですけど、よく袋とじが開けられていたんですよね。


「あの頃からノート型パソコンも出始めたんじゃなかったかな? 98ノートとか(あれワープロだっけ?)…( ̄▽ ̄;)」


 返信にも書きましたが、多分、OASYSっていうワープロじゃないかなと思うんです。それですら、電動ミシンくらいのサイズがありましたけど。

もしかしたら私が知らないだけで、ラップトップPC(ノートPCよりも分厚いPC)がもう出回っていたのかもしれませんけど。


「あの頃に買ったCDから、鮎川麻弥さんの『冬のカーニバル』をリクエストで(* ̄∇ ̄)ノ 『黒いオルフェの~』のフレーズが好きなんですよねぇ(  ̄▽ ̄)」


 リクエスト承りました。

「鮎川麻弥」さんで「冬のカーニバル」です。どうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=u_1dL5IDtzg


 鮎川麻弥さんの声を聞くだけで、Zガンダム、エルガイム、ドラグナーを思い出しますね。

 この少し前、昭和時代のアニソン歌手というと、水木一郎、ささきいさお、串田アキラ、堀江美都子、大杉久美子といったところが有名ですけど、その少し後のアニメで中原めいこ、MIOと一緒によく採用されていたという印象があります。


 Zガンダムといえば、森口博子さんが有名ですけど、SMAPと一緒に「夢がMORIMORI」をやっていた頃、それをSMAPにイジられてて、ずっと黒歴史みたいに言ってたんですよね。

最近になって、私はガンダムシンガーって営業してるの見て、なんだかモヤモヤしています。


(♪なんとなく緩い音楽)


 さて、番組はそろそろ終了の時間となりました。

 この番組では皆様からのお便りをお待ちしています。下記のコメント欄に書き込むか、公式マシュマロがありますので、そちらにお送りください。

https://marshmallow-qa.com/amm8wm189wguwt

 一緒に曲のリクエストも記載してください。曲はいつの時代のものでも構いません。遠い記憶でも、いくつもの愛をかさねてでも。

 次のテーマが何になるか次回をお楽しみに。


 次回はたぶん、ゆにポテさんも戻って来れると思います。

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