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目次
エール
君は今絶望している
君の燈火を、自ら消してしまいそうなほどに
でも、でもどうか死なないでくれ
なんとしてでも生きてくれ
どんなに無様でもいいんだ
どんなに笑われようがいいんだ
とにかく、君に生きていてほしいんだ
君がどんな人かを私は知っている
君は常に他者を尊重してきた
君は誰かを傷つけるようなことはしなかった
そんな君だからこそ生きていてほしいんだ
君は狂った世界の数少ない希望の1人なんだ
私はずっと君の傍（そば）にいた
ずっと君を見守ってきたんだ
きっと君は気づいていないだろうけど
私の声が届いたことは無かっただろうけど
それでも今、私は叫び続ける
頑張れ、頑張るんだ
私はいつも君と共にいるんだ
どれだけ安っぽい言葉かなんて分かっている
でも、これが私の心からの叫びなんだ
この叫びが届かないことは分かっている
でも、万が一にでも君に届くことを信じて私は叫び続けるんだ
億が一、君に届いたこの叫びが
君の魂を再び燃やすことを願って叫び続けるんだ
もう少しなんだ
必死に生き抜いた先に、輝けるそれはあるんだ
君はそれを掴（つか）むべき人なんだ
だから頑張れ、頑張るんだ
君は1人じゃないんだ
私がいつも共にいるんだ
君は死んではならないんだ
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