暉燐教主様、全能力大解説!

●尊称:暉燐教主(旧称・陸離娘々)/本名:泠煌リンファン

★心技体:S、A、C

★天命数:約700点

 ★年齢:約250歳以上(正式には約350歳前後)

 ★役職:仙人(真人)、熱田那藝野仙洞洞主

 ★外見:身長144cm、体重34kg、Bうすい、Wほそい、Hちいさい。黒髪を三つ編みに束ねた、黒い瞳のチーパオ超絶美少女。源身は金鱗の東洋龍。

  その姿は、龍神の力に目覚めた十代前半の姿そのままである。一応、現在は大人バージョン(自身が正しく成長した姿)にもなれるが、今の姿のほうが可愛いと自分自身考えている。

  なお、その大人バージョンは、何処とは言わないが豊満極まりない絶世の美女、それも世界的モデルすらひれ伏す傾国の美女になる(ここらへんがその姿に早々なれない理由であろう)。

 ★種族:金龍神(正しくは五竜のうちの黄竜)と人の娘の間に生まれた半龍。現在は仙人へと転じており、種族的には金龍神とは別種とみなされている。

  当然、五気(木火土金水)のうちの土気を司る(間違いやすいが、金気は白竜=銀龍神が司る)。とともに、五竜の中心であり基礎である中央を司る龍神としての権能を扱うことが出来る。ただ、彼女は半龍であるため、その権能を仙道の道術によって再現しているだけであり、龍神の神性からくる正式な権能とは言えない。

 ★基本能力(偽龍玉未使用):

  【無翼飛翔】:飛行速度は地上を走る時の二倍ほどの速さである。

  【放電】:自身を中心に一定範囲に電撃を放つ。多少の指向性は与えられるが、より正確な操作が必要ならば宝貝なりを使用する。

  【放水】:本来は口から吐き出す。泠煌はその姿は可愛くないという理由で、空中に直接水泡を生み出す(このため若干威力が低い)。

  【麗旺気れいおうき】:限定的軽度魅了。その姿を好む対象に多幸感を与える。精神支配は出来ない。

  【外観老化】:現在の子供時代から、大人時代、さらに老女時代まで姿を変更する。外観によって若干能力も変化する。

  【雷水耐性】:電撃および水撃による属性ダメージを九割減少させる。

  【龍鱗体】:龍鱗の防御効果を低レベルで展開して、自身への物理&術両ダメージを三割減少させる。

  【上位観察者(=真人)】:あらかじめ指定し習得した奇跡を起こす。死者復活及び傷の再生など。

 ★限定能力(偽龍玉):

  【龍身顕現りゅうしんけんげん】:金龍神の源身を開放し全龍神権能を全開使用する。ただし、特別緊急時以外は仙境統括からの使用許可が必要。

  【火眼金晴かがんきんせい】:炎の如き金色の虹彩を備えた赤い魔眼。物事の真偽や本質を見抜く鋭い洞察力や、邪悪なものを見破る能力を得る。

  【水旺治定すいおうちてい】:あらゆる水(水蒸気や雲も含む)を起点とする事象を支配下に置く。自然に倣った事象操作ならかなり広範囲に効果が及ぶ。

  【奉天勅定ほうてんちょくてい】:これから起こる天候変化を望むままに定める。かなり急速な天候変化も可能である。

  【萬転身ばんてんしん】:自身がかつて記憶した他者(動物も含む)の姿に変身する。ただし、直接目で見て触れ合わなければならない。他者の能力を扱える上に探査術も欺瞞可能。

  【皇佐貴人おうさきじん】:日本系龍神における【皇の伴侶の象徴】としての祝福能力。【夫】の全能力を大幅に強化する。

  【萬地守護ばんちしゅご】:その土地の中央に座して、あらゆる守護機能の効果を超増強する。それは術的なもの以外においても効果を発揮する。

  【豊穣来福ほうじょうらいふく】:様々な福を得る。極めて単純明快な権能。悪しき欲を根源とする願いに対しては機能しない。

  【飛翔ひしょう・強化】:超音速ジェット機並みの飛行速度を出せる。彼女に触れているものは、風圧で振り落とされることはない。

  【放電ほうでん放水ほうすい・強化】:単純に放電放水能力を強化する。この電撃ならば中堅仙人程度なら一瞬で灰にできる。

 ★基本所有宝貝:

  【金龍扇きんりゅうせん】:機能等級:Ⅰ。扇型宝貝。妖怪としての属性操作能力を斬撃の形へと収束する。各属性の副次的効果も発揮される。威力は本来の属性操作能力に依存し、収束される分だけ強化される。本来は刀剣型宝貝。

  【開門鏡かいもんきょう】:機能等級:Ⅱ。銅鏡型宝貝。自身や他者をあらかじめ指定してあった場所へ転送する。近距離ならあらかじめの指定なしで扱える。緊急回避に使用できる。

  【偽龍玉にせりゅぎょく】:機能等級:Ⅱ~Ⅲ(特殊)。宝玉型宝貝。各種龍神権能を使用可能にする。


 ★作者解説:

  彼女の種族である金龍神、ようするに黄竜(こうりゅう。正式には黄龍、区別をわかり易く【竜】としている)は四方神獣である【青龍・白虎・朱雀・玄武】を統括する中央に座す神獣でもある。黄竜は、かの麒麟きりんと同一視されており、実際【暉燐教主】の名称も麒麟=キリンの名を別の漢字であてた尊称である。その性格もかなり麒麟と似ており、おそらくは霊的神格的な影響を受けているものと思われ、狂気じみた優しさも、それに反する悪への怒りも、麒麟の逸話を見ればだいたい理解できる事であろう。

  五気(木火土金水)のうちの土気を司るとされ、術式のうち土気を封ずるものに弱い性質を持つ。といっても、完全に土気に寄った生命体というわけではない。ようは【術的意味】の問題である。このため、特に土気に関する術が得意というわけでもない。

  五虫という考え方においては、裸虫、要するにヒトを司る存在であり、その性質の上でもとしての精神性を持つ。彼女のヒトとしての性質は【聖人】そのものであり、人の姿をとると彼ら人間に多幸感を与える神霊的魅力を放つのである。逆に言えば【聖人】としての性質を持つがゆえに、無闇に殺害して闇に葬ることが出来ず、彼女の親類たちは名付けをせずに隠して生かす他道はなかったとも言える。

  彼女の源身に関しては、現在では天鳳真君と並ぶ【戦略兵器】と見なされており、彼女自身の命の危険、ようは【緊急避難】時でない限り許可なく戻ることは許されてはいない。単純な仙人としては真人最下位くらいの実力ではあるが、戦闘面においてははっきり逆転する能力を持ち、天鳳真君からかなり危険な仕事すら任される背景には、ある程度自由に動ける下っ端真人でありつつ、いざというときの切り札を持っているからとも言える。


※ ステータス解説


★心技体:

心:道術などの術式系統の扱いに関する本能力。仙人であるなら必ずE以上になる。

技:各種能力への応用力、柔軟性、純粋な技術力の高さをも示す本能力。

体:運動能力、即ち筋力だけでなく素早さも含む本能力。

★天命数:大体年齢に補正を加えたものになる。1000を超えるとSランク扱いになる。一般に、仙人は800~200、道士は200~50、一般人はそれ以下となる。

★基本所有宝貝:標準装備している宝貝。機能等級をアラビア数字で表記。攻撃に関する宝貝は威力を「超強」「高」「中」「低」「超弱」で示している。


能力値表記:

S:超越者

A:上位仙人

B:平均的仙人、神祇

C:下位仙人

D:上位道士

E:下位道士

F:一般人並(心では【仙骨がない者】を示す)

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