登場人物紹介その3

●名称:智厳仙人ちごんせんにん(本名:薬師やくし 唯夫ただお

 年齢:約100歳

 役職:仙人

 外見:一般的日本人顔青年。極めてモブっぽいが、おっさんという感じではない。

 解説:

 かつて小玉玄女に捕まるも、直後にその危機を救ったいわゆる馬鹿仙人。正しい師匠について、錬丹術の腕をかなり上げている。

 現師匠は何かと冗談が好きなお方であり、それに毎日振り回されているが、かつての師匠よりは遥かにマシであり、無論尊敬もしている。

 荒事に向ていない根っからの錬丹術師であり、その通り戦闘能力はからっきしであるが、譲れない状況には敢然と立ち向かう勇気を持つ。

 先の師匠から破門されたのも、実際そこら辺が原因である。基本、何かと考えが足りない部分があるが、かなり善人寄りである仙人。

 小玉玄女のことを【あねさん】と呼んで慕っている。根性のある雑魚w(酷い)。

 一般的装備宝貝:

 【薬煙火炉】:機能等級:Ⅰ

 :香炉型宝貝。投入した霊丹の効果範囲を思うままに拡大し、特定目標にのみ発揮させる。天命数によって範囲上限は変化する。

 :香炉自体がなかなか大きく嵩張るのが難点である(普通は地面に設置して使用する)。


●名称:医王老人いおうろうじん(本名:源玄真みなもとのげんしん

 年齢:約1000歳前後

 役職:仙人、仙境統括医療部顧問

 外見:白く長い顎髭の禿頭老人。着物を着て腰に打刀を下げているその姿はまさしく武人っぽいが、根っからの医者である。

 解説:

 平安時代より生きている医療関連道術の権威。真人に至ってはいないが、かの菩典老のような耄碌もしていない老仙人。

 初登場時は至って真面目に会話していたが、いつもは何かと冗談を言っては、弟子を誂うことを楽しみにしている、かなり愉快なクソジジイである。

 医療、その関連道術、錬丹術において日本仙道界に右に出るものはいない。

 一見すると、禿頭の剣術老師にも見えるお方であり、その通り剣術においてもそこそこ嗜む老翁。

 ただし、彼は医者である事を自負しており、他者を殺す行為を良しとしない、結構頑固な面を持つ。

 ちょいスケベ。要するに剣術を嗜む【亀◯人】である。智厳仙人の現在の師匠。

 一般的装備宝貝:

 【無死玉潤儀刀】:機能等級:Ⅱ?

 :打刀型宝貝。医王老人が常に腰に下げている打刀(太刀ではない)。

 :対象を殺さず切断分解出来るとされるが、実際の効果の程は不明。

 【改式薬煙火炉】:機能等級:Ⅱ

 :香炉型宝貝。投入した霊丹の効果範囲を思うままに拡大し、特定目標にのみ発揮させる。天命数によって範囲上限は変化する。

 :使用者の周辺に飛翔する小型香炉。【薬煙火炉】より広範囲に薬効を広げることが可能である。



●名称:吉備津討羅仙君きびつとうらせんくん(本名:三野みの 助宗すけむね

 年齢:約1000歳以上

 役職:仙人(真人)、熊野金鵄仙洞第一軍第一戦列

 外見:一丈三尺(約四メートル)の巨体の白い髪と長い顎髭の、筋骨隆々の老人。

 解説:

 日本仙道界最大最強の武神。明確な戦では指揮官ではなく、最前線殲滅戦闘機械として振る舞う。

 完全武装のその姿は、もはや巨大人型ロボットにしか見えず、まさしくそれと同等かそれ以上の戦闘力を発揮する。

 鋼鉄の黒軍馬に乗って戦う姿は、某ガン◯ムの某師匠がロボット?に乗った姿そのものであるw。

 おそらくは戦闘能力もそれくらい、もしくはそれを超えるほどあり、言ってしまえばその剛弓の一撃で【最新鋭超音速ジェット戦闘機】を撃墜可能である。

 まさに憂いなく戦闘モードになれば、神仙からなる軍団を単騎で制圧可能であり、生きた大災害に匹敵する戦力である。

 なお、道士雷太がなんとか短時間でも捌けたのは、仙君自身が大幅デバフを受けたうえで、雷太を敵とみなしていなかったからである。

 一般的装備宝貝:

 【天星修羅甲衣】:機能等級:Ⅲ

 :具足型宝貝。見た目黒い巨大ロボにすら見える大具足。腕を二対増やすことが出来る。

 【萬武戦器】:機能等級:Ⅱ

 :武器型宝貝。使用者に望む武器を腕の数だけ与える宝貝。全て業物であり、仙君本人の術式で物理攻撃から術攻撃への属性変更も可能である。

 【飛天不壊鋼馬】:機能等級:Ⅱ

 :機械騎馬型宝貝。風雲◯起ではないw(黒いからねw)。不壊の鋼鉄で出来た大軍馬。


●名称:北兲子ほくてんし(本名:佐々木ささき 巌流がんりゅう

 年齢:約500歳前後らしい

 役職:仙人、吉備津討羅仙君の弟子

 外見:長い黒髪を雑に束ねた美男子。

 解説:

 吉備津討羅仙君の弟子にして慧仙姑の義兄兼兄弟子。なかなかにツンデレ。

 外界で武者修行という名の日本観光をしていた時に、捨てられていた赤子の慧仙姑を見つけて、仙骨があったために仙境に保護した。

 かの鵬雲道人に挑んで負け続けた男だが、実際の実力としては小玉玄女より若干劣り、慧仙姑との連携で確実に小玉玄女を敗北させられる、というなかなか微妙な位置にいる。

 彼は剣術歴において小玉玄女に勝っており、各種武器の性質や形などから、その軌道を予測、先読みして対応する、というなかなか常人には出来ない技を持つ。それ故に小玉玄女に対してもある程度対応が可能であるが、小玉玄女はその妖怪独自の強フィジカルで圧倒できる為に、押し負けることによって敗北するというパターンが多くなるわけである。

 一般的装備宝貝:

 【烙天輝刀】:機能等級:Ⅰ

 :太刀型宝貝。燃える炎のような光の刀身をもった太刀。

 :刀身自体をある程度自由に変化させることが出来る。

 【闇眩外衣】:機能等級:Ⅱ

 :外套型宝貝。起動すると精神から幻惑する黒い霧を纏う事ができる宝貝。

 :効果範囲である限り幻惑は続くために、彼への近接戦はかなり不利になる。

 【白獣牙】:機能等級:Ⅰ

 :短剣型宝貝。本体と同じ形の光の短剣を異空間に複数生み出し準備する宝貝。

 :準備された光の短剣は、自由に取り出して使用できる。この光の短剣は目標に命中後、光の粒子に変換されて異空間に再装填される。


●名称:慧仙姑けいせんこ(本名:宮本みやもと 慧子けいこ

 年齢:約100歳前後らしい

 役職:仙人、吉備津討羅仙君の弟子

 外見:黒髪ポニテ美少女。

 解説:

 吉備津討羅仙君の弟子にして北兲子の義妹兼妹弟子。

 才能に溢れた出来の良い妹弟子であり、北兲子が唯一頭の上がらない最愛の義妹。

 その才能の高さは、その年齢に見合わないレベルの剣術を行使出来て、兄弟子北兲子の動きに完全同調しての連携戦闘を得意とする事でもわかる。

 ゆえに兄弟子から嫉妬の目を向けられている、……かと思えばそうでもなく、かなりデレデレに甘やかされている。

 北兲子は彼女のためならば、命すら捨てる事ができるほど重い愛情を向けており、それは慧仙姑から北兲子への愛情の重さと同等である。

 一般的装備宝貝:

 【無影幻刀】:機能等級:Ⅰ

 :大太刀型宝貝。腰に装備している刀身のない両手持ち柄というふうの宝貝。

 :起動すると見えにくい幻の大刀身が生まれる大太刀。刀身の変化は出来ない。

 【闇眩外衣】:機能等級:Ⅱ

 :外套型宝貝。北兲子のものと同じ。

 【百連枝刀】:機能等級:Ⅰ

 :太刀型宝貝。一見すると普通の太刀に見える宝貝。基本機能自体も上質の太刀程度のものである。

 :ただし、望むと無限に分身してゆく太刀であり、一度に増やせるのは百本までである。

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