AIと著作権と作家の未来

ムーゴット

第1話 この辺り詳しい人、教えてください。

今朝のニュースで、まさに私の懸念が取り上げられていた。


ディズニーとユニバーサルが、

画像生成AIのMidjourneyを著作権侵害で訴えた、と。


簡単なテキスト入力で、

ダース・ベイダーやエルサ、シンプソンズなどの、

精巧な画像が作れてしまうのだそうです。

以前より改善を求めていたらしいのですが、

実現せず、ついに訴訟に至ったとのこと。


私が近況ノートの企画で試した限り、

コピロットやジェミニでは、『ジブリのような女の子』と指示をしても、

著作権の話を持ち出して、作画は拒否されました。


詳細は、近況ノートで。


https://kakuyomu.jp/users/moogot/news/16818622176947535003




まあ、現状ではそうあるべきでしょう。

ただ、私は、もう一歩先を考えたい。

私のようなアマチュアの権利も、守られて然るべきではないか。


SNSなどで、プロになってもおかしくない、

魅力的な絵描きさんは、たくさんいます。

多分、大手の生成AIは、それらを学習して、

条件の合うオーダーが入るのを、

今か今かと待ち構えているはずです。


そこには、大手エンタメ企業が備えた保護の機能は、

何もないのでしょう。

使われ放題で、絵描きさんの才能と労力は報われません。

それで良いはずは無い!

著作権は、プロアマ関わらず、

作品の登録未登録関わらず、守られるべきです。





ひとつの提案です。

作品ひとつ一つ、管理組織に登録をします。

特許や実用新案のようなイメージでしょうか。

そして、それを生成AIが採用して出力をしたならば、

それ相応の対価を著作者は得ることができる。

ちょっと大変な作業と、登録の管理業務となるかも知れません。

でも、そこまでしなければ、創作者は日の目を見ることができず、

芸術、サブカル、人類の文化が損なわれていきます。






ここまで、イラストや画像のお話ではありましたが。

では、小説は!!??


ジェミニくんに聞いてみました。


『アマチュア作家の作品で、「あいさつができない子供」は、

どこで読むことができますか?』


答えは、、、探したけれど見つかりません、アマチュア作品なら、

小説家になろうやカクヨムで探してみたら見つかるかも、と。


どうやら、まだ私の作品は認識されていないようです。

!!よかった!!


もし、学習済みであれば、どこかからのオーダーに対して、

私の作品の一部、もしくは全部が利用されてしまうかも知れません。

それ、納得できませんよ。


ならば、先の私の提案と同様に、登録制度とする!?

全文を登録したところで、

一部が使用された場合の、アウトかセーフかの判定は、

小説の場合、極めて困難な気がする。

ならば、作家は泣き寝入り!!??

あなたの作品は、大丈夫!?


AIの利用で、書き手の労力が軽減され、

魅力的な作品が生み出されてくるかも知れない。

でも、その裏側に、泣いている作家さんもいるのだろうか。

そもそも泣く以前に、利用されたことに気づかないまま。




また、暗い未来が見えた気がする。

何とかしないとね。

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