田中の三人称視点での日記
びゃくろく
第1話 不思議な田中
まえがき
初めて小説を書くので不可解な点もあると思いますが、ご了承ください。
-木曜日-
クラスメイトの一風変わった田中くん。
彼は変わり者である。
田中「おいw、S(僕のことである。)新しい小説が書けたぞ!!wwぜひ読んでくれwww」
僕「まじ?読んでみるわー」
田中「読んでくれた君に感謝wwwwwwwwwww」
内容はというと、、、うん、ゴリッゴリの恋愛小説だ。きっと、自分もこうなりたかったのだろう、、、作品名は”アイ+ドル部”だ。
僕「読んだ。おもしろかったよ!」
2話までしか書かれていないので、読み応えは高が知れている。
キンコーン!!授業が始まる。物理の授業だ。
言い忘れていたが、今は木曜日の四限目の授業。お腹が空いてくる頃だ。
眠気と空腹に耐えながらも、どうにか授業を受ける。気を紛らわそうと、田中の方を見る。田中は相変わらずパソコンを見ながらニヤけている。はっきり言って、、、
キモ◯。官能小説でも読んでいるのだろうか。後でおすすめでも教えてもらおう。
そんな事を考えるうちに、授業が終わる。田中のせいで無駄に過ごした。
昼休みになると、クラスメイトの男子が耳をつんざく声で喋りだす。女子がいれば、男子も理性を保てるのだが、あいにくここは男子クラスだ。それもまた楽しいのかもなと考えながら昼飯を食べる。やることも特にないので、カクヨムにて適当なアカウント(言わずもがなこのアカウントである)を作り、田中(暁の勇者)の書いた”アイ+ドル部”にレビューを書く。
田中「おいwwおまえ(S)ww俺の名前でコメントするなああああああwww」
たったの一言だが、あきr、、、田中は気に入ってくれたようだ。
僕「そんなこと言ったら田中の本名がバレるぞ笑」
田中「??www」
少々メタいことを言ってしまった。
田中「”田中日記”も読んでくれよなwww」
僕「もち」
そんなふうに談笑しながらふと”アイ+ドル部”のレビューに目をやる。友達のレビューに、僕のレビューに、それから、、?、、ハナ、ちゃん?
僕「おい、田中!このハナちゃんって子、知り合い?」
田中「ハナちゃん?www知らないwww見せてwww」
僕は田中にゴリッゴリの女の子のキャピキャピ応援コメントを見せる。
田中「まじか!wwこれはww可愛いおなごのコメントが、とうとう俺にもついたかwww」
うん。キモい。
友達(Mくん)「田中くんに?まじ?笑」
僕もはっきり言ってMくんと同じ気持ちだ。田中に、かぁ。
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