第31話  さあ! ご飯の時間だよ!!



「え?」


 ソファに座っている私とユウちゃん。ついさっきまで、ゆうちゃんの恋バナを聞いていた。ユウちゃんの好きな人はなんと! 将太くんだった。将太くんの好きなところはどこか話した。


 ただ、事件は起きた。晩ご飯を食べるためにソファからリビングにある机に移動しようとした。その時...!!


 振り向いたところに将太くんが耳まで真っ赤にして、立っていた。


「えっと...」


 話題を一生懸命に探した。探したものの、ここの雰囲気を変えれそうな話題が出てこない。


 とりあえず、話を聞いていたか将太くんに聞くべき? でも、そんなことをしたら、ユウちゃんが嫌がりそうだし......。


 どう切り出すか迷っていると、慌てたように将太くんが私に弁明を始めた。


「ちが...! 事故で......聞きたくて聞いていたわけじゃねえし」


「いや、え......でも」


 私が何かを言うために口を開けたのと、ユウちゃんがソファから立ち上がった。そして無言でリビングに置いてあるテーブルに向かった。


 私も黙ってユウちゃんについて行った。将太くんも気まずそうに、ワンテンポ遅めに私の後をついてきた。


 机にはもうすでに今日の晩ご飯が置いてあった。机にはそれぞれ、私のキツネうどん、ユウちゃんのそうめん、光瑠と将太くんのカップうどん、小春はコロッケの詰め合わせ、そして朝日の唐揚げ弁当が置いてあった。


 みんなそれぞれの席についた


「「「いただきます」」」


 さてここからはどうやって切り出せば良いんだろう?

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