『思い込む』所にリアルを感じました
- ★★★ Excellent!!!
私は、詩が好きですが読解力がないので明後日な事書くと思います。
申し訳ありません。
おそらく3句併せて一つの素晴らしい詩になっているような印象でした。
最初の一句は読んだときに、何だそれ(笑)ってなりました。
正直なところ、私の感性ではこの一句を読んだときにあまり詩を感じませんでした。
なんか適当に作られたのかな?って思っちゃいました。
で、2句目。
これは、インドアな趣味をお持ちの方ならかなり共感できるのではないかなと言うような内容でした。
よくある事実を普通に書いた作文のような印象でした。
誠に申し訳ないのですが、この時点でもあんまり、私の感性的には詩と認識しにくいと感じておりました。
で3句目
3句目は、一日の終わりを振り返るようなものでした。
『成しとげた良い日だったと思い込む久石譲の『Summer』流して』
この句を読んだときに、あ、これ詩だってなりました。
そして、また最初から読み直しました。
作者さんは思い込むみたいです。今日は、いい日だったと。
つまり、実際は心の何処かで今日はあんまりいい日じゃなかったかもって思っていたということになると思うんです。
一日お休みでゲームをしたり、映画を見たり、動画配信サイトで配信を見たり……。
絶対にすべて楽しんでいたはずだし充実した時間を過ごしていたはずなのに、でも、それらが終わってふと気がついたらもう夕方か、それとも夜か。
今日は、朝の謎の体操以外に、何か自分のためにできたことあっただろうか?
自分を磨くチャンスは沢山あったはずなのに、また今回も何もしない休日を過ごしてしまったと、小さな後悔と葛藤を感じたのではないかなと思いました。
何気ない日常ですけれど、ちょっとした後悔や哀しみが見えてくるようで、静かに波紋を広げるみたいに私の心も揺れてしまいました。
3句併せて日常のふとした心の揺れを見せてくださるこの作品、とても素敵だと思いました。
素敵な詩をありがとうございました。