てっきり独り言で一日中ダジャレを言うだけの話だと思っていた頃が、父さんにもありました
まみ。
前編(午前) シャレはもうやめなシャレ?
「これは全部、僕、
「長男は盲腸なんだ。高校生なんだから、もっと親孝行せい。」
「次男は痔なんだ。しかも中学生だから、チューがくせぇ。」
「すると突然、布団がふっとんだ。ママ、毛布取らないで。そのままもう太らないで。 」
「起床時間か。チキショウ。」
「カレンダーは、彼んだー。つまり長男のものなのだが、これは超何でもない情報だ。」
「今日は、火曜かよう。小学校の遠足で、塩素くさい場所に行く日だ。」
「前髪で、前が見えない。パジャマのパパ邪魔だ。」
「ダジャレを言うのは、ダジャレ?じゃなくて誰じゃ?」
「コーディネートは、こーでねーと。オシャレはやめなシャレって?」
「でもミラーが割れて、ミラーれない。カッターは着れなかったー。」
「インナーが欲しいんなー。新しい服があったらしい。」
「赤はあかん。豪華な服は、脱ごうかな。これなら印象がいいんしょう。」
「壊れた時計は、放っとけい。」
「まずトイレに行っトイレと言われた。多機能トイレに、滝の音入れたのか。」
「朝食は、一階でいっかい?朝食を見て、超ショック!」
「イスに座ってもいいっすか?」
「水を飲んだら、喉がうるウォーター。」
「お米が、ライスき。米をかきこめ。」
「納豆食って、納得。海パンよりデカいパンもある。」
「野菜も食べやさいって?」
「サラダを盛るから、皿出して。白菜はくさいよ。トマトの生産が止まっとるから、ちょっと待とう。」
「コーン食べるの、またこーんど。鶏肉は箸では取りにくい。でもイクラは、いくらでも食べられる。」
「この砂糖、甘いんでシュガー。梅がうめー!」
「レモンの入れもんは、どこだ?」
「ミカンが3日間、みっかんない。でも実は、アルミ缶の上にあるミカン。」
「キッチンは、きっちんと片付ける。」
「ママ、秋田県に住むのは、もう飽きたけん。するとママが、都会って汚ねえとか言ってきたねえ。」
「小学校に行くため、手荷物を手に持つ。でも父さんは通さん!」
「帽子を忘れてハットした。帽子を忘れるのは、ご法度。」
「靴がくっついた。傘はかさばる。」
「日が差してる日に、日傘してる人がいる。雷はもうたくサンダー。」
「でも明日の天気は、雪でスノー。猛吹雪の日には、毛布、武器になる。でも毛布屋さんは、もう増やさんらしい。」
「あの家の庭には、2羽ニワトリがいる。寝ころんでいる猫が、キャッと叫んだ。」
「今日はあの家の犬が居ぬが、急に犬が出てくる気がして、心音はドッグドッグ。」
「やっぱり生姜くせぇ小学生たちの校庭には、高低差があるな。」
「遠足の前に、委員会の仕事を手伝わなくていいんかい?」
「まず箱を運ぶか。箱、分解して運ぶんかい。箱の中のチョークが、超くさい。このバインダーは、どうすればいいんだー?」
「このままでは間に合わないので、廊下を走ろうかとも思ったが、誰か忘れてないか?もしくは傷んだ廊下に、居たんだろうか。」
「仕事が終わったから、あとは車が来るまで待ってるカー。」
「バスを運動場に停めていいかって?うん、どうじょう。」
「遠足に出発するため、バスが飛ばす。しかしバスガイドを置いて、バスが移動している。見捨てて行くのは、ミステイク。」
「乗り遅れたバスガイドが、海苔をくれた。ノリがいいバスガイドから海苔をもらって、僕はノリノリだ。」
「アレクサ、あれ臭いよ。ハイブリッド車で漏らしてしまったようだ。はい、ブリっと。」
「もうしませんとは、申しません。だって言い訳が、いいわけないから。」
「坊や、一緒に遊ぼうやと、少しハゲてきた校長が激しく励ます。校長、絶好調。校長がお金持ちのまねーをする。」
「タクシーの運転手が、ぜひわたくしーのタクシーに乗ってほしいと言ってくる。このタクシーのタイヤは、固いや。」
(後編に続く)
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