さよなら…への応援コメント
読ませていただきました。
まず、内容としては
とても面白いものだと思いました。
いじめかー。加害者は意外と無自覚なんですよね。
その正体は歪んだ正義感だったりする。
親友だと思ってた子も、自分ではなく加害者側についてしまう。
それは少なくないことだけど、そのときの絶望はとてつもなく大きいこと……。
2人の女の子と藍君、クラスメイトの関係性はイメージしやすく、学生特有な複雑な心情など、上手く描かれているなと思いました。その感性を大切にしてください。
そして藍君視点に移る仕組み。
残された彼の心情、友人を失った悲しみやクラスメイトに対する怒りが、強く伝わってきました。
果たして彼が本当に好きだったのは誰なのか、本当に友達だと思っていたのか、憧れのようなものを抱いていたのか。
想像を掻き立てられるとてもいい表現。
結末の娘に付けた名前が、いなくなった自分の友人の名前。願いを込めて付けた名前。そして辿る同じ結末。
「そっちかー!」と少し驚き、悲しみに似た、それとは違う複雑な感情を抱き、まさかまさか……心が痛くなるような物語。
素晴らしいと思います。
ここからは少し気になった点を。
小説のルールだったかな。
〈?〉や〈!〉といった記号の後は
一文字分空ける。
台詞の「〜。」の句点は、最後の文には付けない。
台詞の中の文の区切りには勿論必要ですが、最後は付けない。
ダッシュ記号(──、……)は偶数。
自分が把握してるルールはこの辺りです。
自分も覚えていない部分があるかもしれないので、一応お時間があるときにでも調べていただけると……。
あと漢字をもう少し増やすと、単語などを理解しやすくなり、今より格段に読みやすくなるかなと。
小説は漢字にする部分と平仮名にする部分のバランスが難しいところですが
例えば「諦める(あきらめる)」などの単語は漢字にした方が読みやすい。
難しすぎる漢字は逆に読みにくいですが……。
最後にもう一つだけ。
受け手の動詞などをはっきりさせたいなと。
受け手なら「話しかけられた」
話し手なら「話しかける」
だから「生徒から話しかけられた」なら違和感はないのですが、「生徒から話しかける」と受け手が表現するのは少し違和感があります。
この視点が第三者なら問題ないのですが。
これが日本語の表現の難しいところ……。
自分が言ったこと全部を意識すると頭がパンクしてしまうと思うので、一つずつ覚えていただけたらなと。
ただ、自分の表現を大切にしてください。
他人に言われたからと、自分のこだわっている部分を変える必要はないです。
それだけは忘れないでいただきたい。
長文失礼しました。
素敵な作品をありがとうございました。
さよなら…への応援コメント
『死ぬ、それは生きること』拝読いたしました。
主人公の深い絶望と苦悩が、痛いほど心に響きました。いじめの理不尽さ、信じた人からの裏切り、そして誰にも愛されない孤独感…。そうした感情が渦巻き、心が黒く染まっていく過程の描写は生々しく、胸が締め付けられるようでした。
それでも藍への一途な想いや、繊細な心の揺れ動きが描かれていることに、深く共感を覚えます。そして「死ぬ、それは生きること」というタイトルが、物語の結末で示唆される「始まり」と繋がる構成に、鳥肌が立ちました。
作者様の鋭い感性と、読者の心に訴えかける表現力に感銘を受けました。心の奥底に問いかけるような物語をありがとうございます。これからも作品を楽しみにしています。応援しています!