笑変恋〜告白成功確率100%の彼。そんな彼の次のターゲットにされたので、現実を見せてやろうと思います〜

ネコ好き

第1話


 私の名前は、加藤真理かとうまり。恋愛経験ゼロの恋愛マンガでキュンキュンている中三だ。そんな私が、近藤冬香こんどうとうかと言う超絶イケメンにターゲットにされた。 なんでかはよくわからないけど、ターゲットにされたからには、絶対に振ってやる。なぜかって? 彼は、非リア充の心をコレッポチもわかっていない。告白すれば必ず、返事は「はい」おかしいだろ。このチート男が!私なんて私なんて白馬の王子さまがきてくれると未だに信じているのに。(一応自分のやばさに気づいている)告白成功確率100%だよ。なんでみんな、告っては、別れてを繰り返す奴を好きになっちゃうの?いやイケメンだけどさ、運動もできるしさ、勉強もできるしさ、でもお化けとかは苦手だしさ。守ってあげたいし守ってもらいたくなっちゃうじゃん!あ、もうなんなんだよ〜


「いまさっきから、何悩んでるの?」


と後ろの席の幼馴染であるあゆみが私の顔を覗きながら聞いてくる。


「うーんと、ぽんには関係ない話〜」


と私がめんどくさそうにぽん(歩)の方を向いて言う。


「えー。まーちゃん(私)幼馴染でしょ?私恋愛経験豊富だよ?」


とぽんが言う。ぽんは顔が可愛くてだけど優しくて面白くて。こいつは、こいつでチート女だ。でも冬香は取っ替え引っ替えしてるけど、ぽんは、もう四年続いている彼氏がいる。そんなぽんに非リア充の気持ちがわかるわけなかろう!


「あーそうですか、そうですか。」


と私はぽんにめんどくさそーに言う。


「け、喧嘩はやめてください。朝読書の時間ですよ!」


と隣の席のメガネ君(学級長)が言う。


「喧嘩してないし〜。なっまーちゃん。」


とぽんがこっちを向いて私に圧をかけてくるがもうなれたし、メガネ君のおかげで一応、めんどくさいのは避けられたし「喧嘩してない」とか言ったらこの話が永遠に聞かれることになる。


「いやーメガネ君。君は本当に素晴らしいね!ぽんの暴走を止めたんだから(笑)」


と私が、メガネ君を褒めつつぽんをいじる。


「別に暴走しないし〜。てかもしかしてまーちゃん学級長のことが…」


と逆にぽんが私をいじってくる。


「な訳ないし〜。読書しましょうね。ぽんさーん」


と私は、ぽんの口を手で塞ぎメガネ君に頭を下げる。私は、何を悩んでいるのかを忘れて軽スラを読み出すのだった。

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