この作品の主人公・内山茜は、都内の商社に勤める25歳の女性。趣味は一人旅。自由気ままな時間を、心から楽しんでいます。
今回訪れたのは、しまなみ海道の起点としても知られる尾道市。到着早々、空腹の茜は名物・尾道ラーメンを注文。そして、いきなりビールです…! その気持ちいい食べっぷりに飲みっぷり。早速の飯テロから始まります。
腹ごしらえのあとは、尾道の街を散策。どこか時代に取り残されたような、懐かしさ漂う商店街。都会の喧騒に疲れている方なら、その風景にきっと癒されるはずです。
道中、かわいらしいネコさんに誘われるようにして、茜はロープウェイ乗り場へと向かいます。やがて目の前に広がるのは、ロープウェイから望む瀬戸内海の絶景。自然の雄大さに心を打たれつつ、そこにロープウェイを作り上げた人間の努力にも感動する茜に、思わず感じ入ってしまいました。
自然は素晴らしいものですが、人間もまた素晴らしい。そう思えたとき、都会の喧騒に戻っても、また頑張ろうという気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。
主人公・内山茜さんの趣味は気ままな一人旅!
この度訪れたのは、広島です!
尾道ラーメンから幕を開け、レトロな商店街、魅力的な坂道を通り、猫に導かれてロープウェイへ。そして瀬戸内海を背にした街並みの大パノラマ……なんと、素敵な描写の数々でしょうか!
尾道には行ったことはありませんでしたが、ここまで読み進めて、心は尾道を求めて彷徨い出ておりました!
さらには、お料理の描写がものすごいです。
夕飯前に読んでしまうと普段の二倍は食べてしまうこと必至です!
そして、宮本様の諸作品を読まれた方には驚きのスペシャルゲストが!
本作を拝読後、私の心はまるで深呼吸をしたかのような安らぎと、一人旅に出かけてみたいというワクワク感に満ちておりました!
皆様も茜さんの案内をもとに、是非とも気ままな旅の景色を感じてみて下さい!!!
旅っていいですね
今回のお話は広島を女の主人公が旅行する話です
作者様の体験してきたことをそのまま、描写したような料理、観光地、名所が素晴らしいです
平和記念公園に宮島と私がその昔に小学校の修学旅行で行った場所を見せていただき、懐かしく思いました
私は厳島神社も行ったのですが、あの日は曇りであまり神社が綺麗に見えなかったことが残念だと長いこと思ってきたので、今度行く時は晴れの厳島神社の美しさを堪能したいと思っています。
尾道もこの話によれば猫がいっぱいいるようなので是非、行ってみたいな
牛肉、牡蠣、クリームシチューなど美味しい食べ物もいっぱいあるようなので、広島に行きたいと思わせてくれるお話です
是非ご一読ください
茜旅の第二弾、広島尾道編。
広島と言えば原爆ドーム、厳島神社、お好み焼き(広島焼き)、もみじ饅頭。
だが、この旅には加えて尾道を紹介している。
猫の街尾道。坂の街尾道。何処か長崎を思い出させる。長崎の坂にも猫が居た。
尾道の街ブラ、ロープウェイで登った先から見下ろす街並みと瀬戸内海。王道の原爆ドームと厳島神社。下手な旅雑誌よりも感情がこもっている分、行ってみたい気持ちが増す。
そして今回の飯テロは!
まあ、読んでみて下さい。お腹すかして読むと、そこに書かれている料理の口になることだろう。
さらに、今回の旅では、二つの遭遇が描かれている。一つ目の遭遇は尾道のラーメン屋、二つ目は宮島。
どちらも宮本さんの作品のキャラ。宮本作品ファンなら、泣いて喜ぶかも(笑)
この、二回目の遭遇のお陰で、ただの旅行記でなく読後感爽やかな物語に仕上がっている。
広島尾道の旅を計画している方は是非行く前に読んでください。そうでない方もきっと行きたくなる、写真のないSNS。おススメです!
旅の素晴らしさ、広島県の魅力や美しさなどがこれでもかと味わえました。
一人旅として広島県へ。有名な尾道市の坂などを堪能。
この作品の素晴らしいところは、いわゆる「観光地」だけじゃない良さも拾ってくれているところ。
なんといっても商店街へと赴く場面が素晴らしい。こういう感じの「その土地の人々にとっては当たり前の、独特の息遣いが感じられる空間」に触れること。それがやっぱり旅の良さの一つだと思います。
アーケードのある商店街や、そこにしかないお店の数々。ちょっと昭和的な趣きやあたたかみが感じられる場所。
ああ、わかる。わかるなあ、と、しみじみ感じ入りました。
その後にロープウェイで高所から見る瀬戸内海のパノラマ風景。文章を読んでいるだけで幸せな気持ちになりました。
飯テロもしっかり描き出され、「牡蠣のクリームグラタン」という、名前だけですごい破壊力のあるメニュー。
読めば間違いなく、旅の素晴らしさを噛みしめることになるでしょう。旅の楽しさや魅力がぎっしりと詰まった作品です。