色恋沙汰は全て数学で解決可能であることの証明
柿市杮
色恋沙汰は全て数学で解決可能であることの証明
みなさんは「色恋沙汰は全て作図で解決可能であることの証明」という曲を知っていますか? 家の裏でマンボウが死んでるPという方が作った曲で、数学が苦手な中学生には特に聞いてほしい一曲です。
そしてこれを聞いて僕は思ったんです。
『これ、本当に証明できんじゃね?』
というわけで、僕はこれを書こうと思い立ったわけです。『作図』と『数学』の部分が微妙に違いますが、見事なガバガバ論理と詭弁で証明するので、ぜひ眉に唾つけてお読みください。
手順について
この証明のために、僕は『背理法』というのを使いました。わかりやすく説明すると、〇〇は××だと仮定すると、おかしなことになる。つまり、仮定は間違っている! という方法ですね。かの有名な『フェルマーの最終定理』もこの方法が使われているんです。
それでは、証明スタート!
まずは証明したいものを決めます。今回はこれですね。
『恋愛が存在する時、数学は全ての色恋沙汰を解決できる』
そして背理法を使うために、いったんこれの反対の意味の仮説を作ります。
『恋愛が存在する時、数学は全ての色恋沙汰を解決できない』
それでは証明していきましょう。ここで僕が使うのは、『対偶』というものです。
対偶をざっくり説明すると『逆で裏』になるのですが、これでは不親切なので、ちゃんと説明します。
まず、『逆』と『裏』というものがあります。例えば、『AならばB』というものがあります。このとき、これの『逆』は『BならばA』になります。要するに順番を逆にするということですね。
いっぽう『裏』は、『AでなければBではない』というものです。つまり、順番ではなく意味を逆にするわけです。
つまり対偶とは『BでなければAではない』です。そしてここが最も重要なんですが、もとのものが正しいときは対偶も正しくなり、もとのものが間違っているときは対偶も間違っているんです。
この理由は結構説明が長くなるので省略しますが、これが大事になってきます。
それでは証明に戻りましょう。『恋愛が存在する時、数学は全ての色恋沙汰を解決できる』の対偶は、『数学がある色恋沙汰を解決できる時、恋愛は存在しない』となります。
ここで注目してほしいのは、『色恋沙汰を解決できる』のに『恋愛は存在しない』という部分です。恋愛が存在しないのに、恋愛によって生まれるものを解決できるなんて、意味がわかりません。つまり、ここで矛盾を作れたわけです。この対偶は間違いになります。
それは同時に、元の仮説が間違いであることにつながります。
∴(←意味:ゆえに)最初に設定した『恋愛が存在する時、数学は全ての色恋沙汰を解決できない』という仮説は間違い。すべて数学で解決できることが示されたのです!
いやあ、自分で言うのもなんですがガバガバですね。『恋愛が存在しないからこそ、色恋沙汰は解決の必要がない。よって数学なんかでも大丈夫』などの考え方を全く無視しています。
というか、こんなこと考えてるから僕はど隠キャなんでしょうね。
それでは、この辺りでエセ数学は終わりにします。もしも他に証明してほしいものがあったら、ぜひコメントしてくださいね。(証明できるかはわかりませんが)
色恋沙汰は全て数学で解決可能であることの証明 柿市杮 @kakiichi-kokera
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます