第7話 実はだれも教えてくれなかったとても大事なこと

 今回は筆者の失敗談について語ります。

 筆者はたくさんの書きかた本、ハウツー本を読んでから小説を執筆したものの、なんと!!物語の内容が人に伝わりませんでした。

 その理由は、

一人の人物に対して様々な名前や形容、三人称を使ったため、読者がだれについて書いているのかわからず、混乱してしまったためでした。

 おもしろいあらすじをつくろう、技巧をこらそうとしていた筆者は、そこで初めて、

相手に伝わらなければまるで意味がない

ということに思いいたりました。

 実は、どんな本を読んでみてもこの基本的なことが書いていなかったのです。これは、実際にやってみたからこそわかった経験でした。

 それからは、

・ひとりの人物に一つの名前をつける

・必ず文章に毎回、主語となる人物の名前を入れる

ようにし、

・彼、彼女などの三人称を多用しない

ようにしました。

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