第15話 竜の心臓
帰りの道中でリックに言われた。
「なあ、エミリー。そろそろ俺とパーティ組んでもいいんじゃないの」
リックには危ないところを助けてもらったし、組んでもいい相手かも?
「わかった!リックと組むよ!これからよろしくね!」
「よし!これで俺は無敵だ!よろしくな!」
その後、ギルドで手続きをして、アタシはDランクになった。オークを倒せるんだからもっと上でもいいって言われたんだけど、規則で一つずつしか上げられないんだってさ。宿屋に泊まって次の日、アタシはギルドに来ていた。
「よう、エミリー。今日はどうする?パーティ名はどうする?」
リックと待ち合わせしていたのだ。パーティ名?何でもいいと思うけど…。
「何でもいいよ。リックが決めて」
「じゃあ竜の心臓なんてどうだ?」
「ちょっとキモイけどそれでいいよ」
「よし、受付でパーティ登録だ!」
アタシとリックは竜の心臓という名のパーティになった。反対した方がよかったかな?
「さて、これからどうする?」
「何か依頼でも受けよっか。謎の奇病の治療依頼なんてどうかな?貴族様の依頼だ」
「よし、それを受けよう。でもそれだと俺暇だな」
「リックはアタシの護衛だよ」
アタシは冗談を言った。
「まあそれでもいいか」
アタシたちはそのまま貴族の屋敷に向かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます