残念ながら、格闘技の試合や武道・武術には相手の身体を傷つけてしまう恐れが多分にある。また、これも非常に残念ながら、その技術を目先のケンカに悪用しようとするものもあらわれることがある。
しかしながら、スポチャン面とエアーソフト剣で戦うスポチャンことスポーツチャンバラは非常に安心安全な武器近接格闘スポーツである。なにしろエアーソフト剣だからこれでケガする方が難しい。竹刀やサーベルならプロレスラーも武器にするが、エアーソフト剣なら安心・安全の破壊の否定、不殺の極みだ。こんなに暴力よりかけ離れた格闘技はほかにはない。
服装だって自由だ。なんて自由な競技だ!(注:かといって小林幸子みたいな衣装だと的が大きくなって当たり判定が広くなるから不利だ。また、コテカの着用は着用者自身が大ケガをする可能性があるから避けた方が無難だ)
この物語は、優秀な身体能力を持ちながらとある事情で高体連のスポーツ競技から締め出しを喰らった国分寺国際ハイスクールの高校生たちが、スポチャンと出会いその魅力に目覚め、優れた身体能力を活かし、互いにせっせ琢磨して、並み居る強豪に挑み、スポチャンの高みを目指す物語である。
国分寺国際ハイスクール。
今年から名前の改変と共に新たな教育方針を打ち出した、その名の通りとても国際色の強い学校へ入学した主人公『玉木 環(たまき たまき)』。
その国分寺国際ハイスクールの入学式で、とある事件(?)事態(?)が起きるのですが、そのことをきっかけに環はスポーツチャンバラ(スポチャン)を知ることとなり、スポチャン部を立ち上げるべく奮闘する。
これは、そんな青春スポーツ物語です。
留学生、スポーツ特待生が多い学園ならでは、国際的かつ身体能力の高い生徒が多く、序盤からハイスペックな技(?)がどんどん出てきて、とても楽しいです。
しかしこのお話、決して『俺TUEEEE』的ご都合主義なお話ではなく、きちんと基礎を学び、少しずつ強くなっていく様子が伺えるので、とてもリアリティがあって面白いです。
スポチャンを知らなくても十分楽しめます。ぜひご一読を!
スポーツチャンバラを題材とした作品です。
それについては全然存じ上げなかったんですけど、そんな私でも楽しめたので、「スポーツチャンバラ? なにそれ?」て人でも楽しめると思います。
物語は、主人公――玉木環が国分寺国際ハイスクールという学校の入学式に参加するところから、始まります。
この主人公、あだ名、たまたまらしいです(笑)
まず、ここで笑っちゃいますよね。
他にも変わった名前の子が登場するので是非実際に読んで確かめてみてほしいですね。
この学校は国際という名がついていることからもわかるように、留学生をたくさん受け入れているようで、いろんな国のいろんな濃いキャラが出てきます。
こういう作品の外国人キャラって、カタコトの日本語とかを喋らせることが多いけど、この作品はちゃんと様々な国の言語が出てきて、細部までこだわっているなってすごく感じますね。
主人公は入学式のあと、体育館で行われたスポーツチャンバラのイベントに参加したことがきっかけで興味が湧いてスポチャン部に入ることになります。
それから部員が少ないので主人公は他の部員たちと新入部員の勧誘をすることになるのですが、そこで同じく部員を勧誘していたサバゲー部と衝突し、銃対剣のバトルをすることになります。
以上が大体の物語の流れになります。
この先も面白いので、少しでも気になったら読んでみることをおすすめします。
さて、この作品の肝となる戦闘の描写ですが、率直に言うと、非常にうまいですね。
会話文と地の文のバランスがよくて、しっかりと自分と相手の動きや情景が描写されていて迫力と緊迫感がありながら、テンポ感も損なっていない。作者の文章力の高さを感じさせます。
総じて、クオリティの高い作品なので是非ご一読を。
スポーツチャンバラ、柔らかめな素材のエアーソフト剣を得物に勝負するスポーツ……。
戦い方が比較的自由なこのスポーツで、和風の「剣道」や洋風の「ヘヴィファイト」、更には槍や棍での戦い方もあり、双刃刀(上下に刃のついた薙刀)のような夢武器も混ざり、「古今東西の武器による異種格闘技戦」の様相になって面白い!
時々ありますよね、「どの武器が一番強いか?」論争……もちろん使い手の技量も重要なのでしょうが、それでも夢と想像の余地がたっぷりあります。
そんなまさしく「ドリームマッチ」を見せてくれる作品! 個人的に武器の強さへの妄想も捗るので、興味深く読ませて頂いております。
登場人物もそれぞれ一癖も二癖もあり、そこがまた面白い! 制服で跳躍しちゃう体操女子さんもおられて、情景を思い浮かべる楽しさもありますね……★(マテ)
鋭意・連載中で今後も楽しみな作品、中には「スポチャンvsサバゲー!?」という多対多で知略も関わるバトルもあって、是非とも勝負の行方を楽しんで頂きたいです。
引き続き応援しつつ、楽しんで読ませて頂きます……オススメ!