れなれなの気まぐれ雑記帳②

れなれな(水木レナ)

第1話:6/08/日:うつうつ日記

 今日は、朝からうつうつとしている。

 頭がうすらぼんやりとしている。

 昔の心の傷が血を流し、しくしく泣いたりもした。


 泣ける場所があるからいいよな。

 独り暮らしで、安全で。


 もう泣いてもいいんだ。

 夢も目標もあった。

 苦しみながらも、泣けなかった。


 さゆを飲んでいると、スコちゃんが見ている。

 おざぶにポツン、と座ってジッとじっと見ている。

 さびしいの? 退屈なの? 安楽なの? いったい、どれだい?


 おまえといて、幸せだよ。

 じっと心を落ち着けて、静かにしている。

 こうしていると、楽しい。


 じゃまする者はもうないのだ。



 ***



 カーテンを一枚開けた。

 色のせいだろうか、カーテンを閉め切ると、重苦しい。

 悩んでいたい気もするが、一枚開けただけで、気が休まったのでよしとする。



 武宮恵子の『天馬の血族』①を読み始めた。

 と、きな臭い。

 キッチン? いや外だ!


 窓の外、畑の方で白い煙が、もうもうと立ち込めている。

 火事じゃないよね?

 見たら、畑の横で人が立ち働いている。


 大丈夫だ。

 危ない何かじゃない。



 ***



 昨日、夕食のことをコパイロットに聞いてみた。

 どうやら、塩が葉の細胞膜を守り、中にあるクロロフィルという色素を守るから、下茹ですると変色しにくくなるらしい。

 ほうれんそうを下茹でしなかったのは、怠慢かな。


 今日の夕食は、水分量と手順を変えて、トマトとほうれんそうを煮た。

 弱火でコトコトがおいしさの秘訣らしい。

 水分は未だに、分量がわからない。


 蒸発量が多かった。

 300㏄は使ったように思う。

 今度は150㏄で弱火で。



 そういえば朝食はおいしくできた。

 味噌漬けにした鶏モモを鍋に加えたとたん、スープがおみそ汁になった。

 オートミールのごはん、味付け足りない。

 お米、炊くかなあ。



 ***



 漫画を読んでいたら、にゃんこが私の額にタッチしてきた。

 イイコイイコされた。

 お礼になでくり。


「シャオ、エライエライ」してあげた。

 お世話になっています。

 いいえこちらこそ。



 ***



 夕方だ、涼しくなる。

 エアコンを切ろ。



 入浴しようかなあ。

 もう、パックしたし、髪も朝セットしたし。

 明日の朝にするか。

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