第5話 5話目


カチッ


さぁ!送ったわよ!

5話目を投稿したわよ!

このあたしが!

誰もがひれ伏す、霧乃城レイ子が!


さぁ、読め歌子!

この霧乃城レイ子の5話目をッ!!


まだだ!

まだ、リロードはしない!


何かテレビでも見るのよ。


・・・何よこれ。

・・・つまんないわ。


電話よ。


『はい・・・

 もしもし・・・』


「タジロウ、何でそんな機嫌が悪いのよ?」


『はぁ~、どうせ暇つぶしの電話なんでしょ?先生』


「そうよ」


『で、今日はどうしろと?』


「暑いんでジュース買ってきてよ」


『先生のマンションの下に自販機あるでしょ?』


「あるわよ。その自販機の左下の赤しそサイダーを買ってきなさい」


『もう、無茶言わないでくださいよ先生。

 自分で行けばいいでしょ?』


「外に出たくないのよ」


『ダメですよ先生。

 ちゃんと外に出なくちゃ。

 あ!そうだ、先生!散歩とかジョギングなんてのも気分転換になっていいんじゃないですか?』


「気分転換?」


『そうですよ。

 もうネット小説は辞めたんでしょ?

 散歩とかやってみてください。健康にもいいですし。

 それじゃ、切りますよ!

 失礼します!』


ブチッ!


この男・・・

一方的に切ったわね。

このあたしの電話を!

まぁ確かに散歩に出るのもいいかもね。

明日にでも出かけてみますか。


とりあえずマンションの下の赤しそサイダーを買って来るわ。



------- 数分後 -------



さて、そろそろリロードの時間よ。


行くわよ。

リロード!


カチッ


★5  ●3


きたッ!

来たわ!

読んでる!そしてコメントも来てる!


よし!

さぁ歌子!勝負よ!

今度こそあたしが勝つのよ!

何と言っても5話目は自身があるからね!

あたしには絶対の自信があるのよ!

なぜならあたしは霧乃城レイ子だからね!


いくぜッ!!


カチッ



(誤字脱字が多すぎ。読み直せ)路地裏の歌子



ウキィイイーーーッ!!!


歌子ーー!!

お前は!

お前は!!

くっそー!!


分かった!

分かった!

そう来るか歌子よ!

いいだろう!

お前さんがそう来るなら乗ってやろう!

この霧乃城レイ子が受けて立ってやるよ!

待ってろよ、歌子!

次は必ずあたしが勝つ!




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