真実に近づく事はできても、探偵物のようにスパッとは解決しない。しかし苦い真実にはたどり着き、少し前には進む。そんな独特な構成の物語。海軍の学生で大戦前夜という不穏な時代ながらもゆったりと独特な空気で面白いです。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(335文字)
日本の歴史において、大きな意味を持つ、先の大戦。物語は、大戦が迫る昭和十三年の広島、海軍兵学校が舞台。どのような思惑があるかわからないものの、例外の五人が過ごす部屋に彼らはいる。どうか…続きを読む
日本が戦争へと向かう、昭和十三年の海軍兵学校。広島県の江田島にあるエリート養成機関で、主人公の中山由樹は、なぜか五人だけが集められた「隔離部屋」での生活を送っています。華族の家に生まれた彼が、こ…続きを読む
ジャンルはミステリー、舞台は海軍兵学校。お堅い小説かな?と思ったそこのあなたにこそ読んでほしい作品。謎解きは章ごとに独立しているので、解決編まで中々辿り着けない(自分みたいな)ミステリー苦手な…続きを読む
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