第35話 腕を上げる

【語句】腕を上げる


【意味】技術や能力が向上すること


【語源(捏造)】


奈良時代の相撲取りの訓練では、「両腕を上げた姿勢」で技を見せるのが実力者の証だった。技を極めた者ほど、無駄なく高く、滑らかに腕が上がるとされ、「腕を上げる者=上達した者」となった。


> 「今年の力士、皆腕を上げて見事なりと評判高し」

――『相撲筆記抄』(天平宝字元年)

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「ことばの謎解き:伝説の語源ミステリー」監修:阿野 舎虚(あの しゃこ)※民俗言語学者 怪物イケダ @monster-ikeda0407

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