街だ!

『権能: 【奪滅憑不滅パイドン】が発動しました」

「スキル:【農家】を獲得しました」


ユニークスキルから権能に進化した事で殺害した相手の記憶もとい知識が頭に入ってくる。



その後時間は掛かったものの死者は無しで魔物を全て倒せた。そして見張り以外は休憩の時間になった。


「なあ、ローお前はどうするんだ?」


騎士の訓練の時に仲良くなったザッシュが話しかけてくる。


「俺は騎士になるのは辞めようと思う。俺にはこうやって戦うのは向いてなかったよ。ザッシュはどうするんだ?」

「そうか...俺はまだ続けてみようと思う。やっぱり夢だったからな」

「そうか、じゃあ俺は団長に言ってくるよ。まだ街を出発したばかりだから1人で帰れるし」

「元気でな」


適当な理由をつけてここから離脱する事にする。休憩場から移動してテントまで行く。ん?【気配探知】だと1人しかいないぞ?


「失礼します」

「おうどうした新入りこんな所に来て」 


そこには団長はおらず副団長だけがいた。


「ええと、団長にお話があったのですが」

「それなら俺が伝えとくわ言え言え」

「騎士を辞退しようかと」

「そうかい、じゃあな」


副団長はヘラヘラ笑いながら了承する。

「失礼しました」 


いや、この人適当すぎないか?



まあいい、これで自由の身だ!さてさてこの子が旅立った街まで行くか!


ローの知識の元に30分ぐらいで街が見えて来た。ちなみに鎧は邪魔だったから森にポイしといたよ。



・街


おー!以外と発展してるな、やっぱり魔法とかがあるからかな?


今俺マグサの街の入り口に居る。ロー君の身分証を出したら簡単に入れちゃったよ。で、異世界に来て初めての街といえばあれをやりたいよね。いやロー君の知識で知っいるとはいえやりたいんだよ。


「ねぇねぇ門番さん、沢山稼げる仕事ってない?」


ロー君の愛嬌ある顔でニコニコしながら門番に質問する。ちなみにロー君は灰髪で顔は平々凡々な感じだよ。


門番はロー君の頭から足までを一見してから言った。


「何だお前田舎から来てのか?だったら冒険者ギルドに行ったらどうだ、確実に稼げる訳じゃないが当たれば一攫千金できるぞ」  


はい!頂きました!冒険者ギルド!


さっそく行ってみよう!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

少しの間こんなんが続きます

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