本作は珍しい(と私が思っている)ファンタジー世界を舞台にしたストーリー性のある短歌連作である。決して長いとは言えない三十一文字で、これだけの世界観を展開できていることが素直にすごいと思った。そして、この短い文字数だからこその美しさを感じることができた。
うん……ちょっと涙が……うん。 異世界やファンタジー好きなら、わかる筈。