こちらの短歌を読ませて頂き、その引力に驚かされました。
この「驚きがある」と言う事がすごく大事で、少なくとも読み手である僕の中で「予定調和」は生まれずに、終始楽しませて頂きました。
短歌でどうしても越えられないなぁと悩む時は、大体が「予定調和」です。重ねた言葉が親切過ぎて、もしくは理屈っぽくて、もしくは狙い過ぎて、なんだか楽しくないんです。例えるなら、どこで割れるかわかっている風船に空気を入れているみたいで、例え破裂しても既に心構えが出来ています。
そこで本作品です。
言葉の迷路みたいな短歌の世界で、鮮やかに見せてくれる世界が、とても気持ちいい。この辺りの感覚を生み出せる感性が素敵だなぁと思いました。
お勧め致します。
もっと注目されて、多くの方に読んで頂きたい短歌です。
皆様宜しくお願い致します( ;∀;)