耐えることと変化を受け入れることが子育てであり、それはどこにいてもいつの時代も変わりがない。本作は子どもを相手にしたとても個人的なエピソードを連ねる連作短歌であり、半径一メートルだけを描くことで、聖書と同じくらい世界で通じるの共通語や普遍性を獲得しているともいえる。あいまいな言葉を並べる表現ではなく、とても小さな、個人的な短歌を読みたいなら絶対に読むべき一作。