読んだ後、とても前向きな気持ちになれました。
「種」は一体どんな花に成長するだろう?
その種とは、「自分自身の足跡のくぼみ」から芽吹いて行くものだという。
ここまで読んだ段階で、「種とは何か」、「花とは何か」について、大体の感じが掴めます。
自分が生きてきて、色々な経験をして、その先で生まれていくのが「種」である。
そんな人生経験の中で得てきた「種」が、それから更に生きていく中で、どんなものとして自分の人生に影響を与え、自分の心を形作って行くか。
出来れば、それは綺麗なものであって欲しい。そう強く思わされるもの。
人生というものを肯定的に捉え、「より良い人生」について考えてみたくなる、そんな優しくあたたかい目線に満ちた作品でした。