第5話人間視点2

コメントにもあったので書きます

別に神様たちってそんな一人の人間に構えるほど暇ではないです。

何よりそんな気にしません

じゃあなぜこうなっているのかというと、主人公が落ちた地獄が最近新しくできた地獄でして、

内容を聞けば神も青ざめ、全知の力を持つゆえにその辛さを知ってしまった神様たちはしばらく廃人のようになったんですね。

それで冤罪で落ちたのがさすがに哀れに思われてこうなりましたね。

死神も、定期的に行き来してたらなんかこの地獄に汚染されて、今休暇中って感じですね




地獄について考えていると、このやけに和風な部屋の空間に急に襖が現れ、中からぞろぞろと沢山の神様?が出てきた


「坊主、本当にすまなかった、俺に免じて許してくれないか」

「あ、はい許しますけど、、、」


気の強そうな鍛冶の神様っぽい人が開口一番に謝ってきた。

マジで地獄はどれくらい酷いんだ?

その後も神様達からの謝罪が続く


「わしは君が行く世界で知を司る遏・繧貞昇繧九b縺ョというものじゃ、君はあれを冤罪で味わったのじゃろう?

あの地獄は必要な罪の重さが重すぎて、君しかいなかったらしいじゃないか、いや、本当に辛かったじゃろう。わしからも謝罪する、すまなかった。」

「いや許しますよ?輪廻を司る者さんが記憶を消してくれましたし、僕の主観だと受けてないようなものです」

「そう言ってくれると、助かる」


だんだん地獄が怖くなってきたんだけど?

冤罪で落ちただけでここまで神様謝ってくるんでしょ?怖いんだけど


「それでは加護を与えよう」

「あ、はい」


神々から出た光る神々の分身?みたいなものが僕の中に入ってゆく。

これが加護?


「うむ、戦闘系の加護は、すまぬが戦闘の神が今外せない仕事があるようでなぁ、加護を与えられんが、それでも良いなら転生をしておくれんか」

「いいですよー僕が求めているのはスローライフってだけなので」


僕は危険な場所には立ち寄らないしね、戦闘の加護は要らないかな。


「分かった感謝する」

「これで終わりですか?」

「いや君にはこの本を与えよう

加護の情報と異世界での情報前世の情報もある程度載っている本じゃ、調べようと思った事が書かれたページに自動的に飛ぶ」

「ありがとうございます」


便利な本もらえたなー


「それでは、転生を開始します」

それとともに僕の体はひかりに包まれた


目が覚めると、目の前には湖と森が見えた

あたりを見回すと、自分の周りだけ木がない事がわかる。


「本でこの場所の情報ないかな」


念じると手の中に合った本が光り輝き、あるページで止まった


なるべく豊かで安全な場所にしておいた

アイテムボックスと言えば様々な器具が入っている、好きに活用すると良い


へー

【アイテムボックス】

色んなもの入ってるな、

釣り竿がある、早速釣りをしよう


僕は釣り竿を取り出して湖につけた、すると何故か秋刀魚が釣れた


「秋刀魚って淡水魚じゃなくて海水魚だったような?まぁ良いか」


実際には、釣りの加護が作用して。

人間が欲しい魚を感知、水が秋刀魚がいる海に繋がったのだが、人間が本を読むのはだいぶ先になる


「次は鯖だ、意味わかんねぇ」


そんな感じで何かをするわけでもなく、しばらく釣りをしていると、急に肩に激痛が走った


「痛!?」


見上げると馬鹿でかい鳥が僕の肩を掴んで空を飛んでいることがわかった


「安全とは?神視点での安全?それとも僕がひたすらに運が悪いだけか?冤罪で地獄に落ちるぐらいだもんなぁ」


空をしばらく飛んでいると山を越え崖を越え

嫌な雰囲気を漂わせる森の上にいる頃に強い衝撃が走り、僕は気を失った。


目が覚めると、木の枝と木で出来たなぞの空間僕の横で寝ていた


「え?どゆこと?ここどこ?」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る