『いらいら光線』

やましん(テンパー)

『いらいら光線』


 なんだか、今日の光はおかしい。


 身体中に、びしびしと、突き刺さってくるのだ。


 自転車や自動車の、おにいさんおねえさん、おばさんやおじさんたちも、明らかにおかしい。


 みんな、眼がギラギラして、ぼくに向かって突進してくるのだ。


 そうだ。


 これは、明らかに、いらいら光線が放射されているのだ。

 

 全地球に撒き散らされている。


 なんということだ。


 気がついているは、ぼくだけなのだろうか?


 交番や病院で訴えても、相手にされないのは、判っていた。


 お薬が増えるだけだよ。


 ニュースをみた。


 あちこちで、無益で理不尽な殺人が行われている。


 それは、たぶん、たくさんの政府がやっている。


 いらいら光線のせいに違いない。


 いらいら光線は、どこから発射されているのだろう?


 止める方法はないのか?



 人類が危ない。


 人類を救え。


 

 ⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡



宇宙ごき科学士官 ポックラ


 『将軍、やましんが、気づいたようですが。ごきごき。』



宇宙ごき将軍 カークーラー


 『ほっとけ。ひとりで、なにができるか。ごきごき。』


ポックラ


 『しかし、やましんちには、地球ごき軍団が駐留していま、ごきごき。』


カークーラー


 『ごきごきごきごきごき。😆。問題外である。ごきごき。』



    🛸🛸🛸🛸🛸🛸🛸🛸🛸🛸🛸🛸



やましんちごき軍団ごき大佐


 『やましんさんが、うだうだ言ってきたでごきが、たしかに、宇宙ごきが、いらいら光線を月から発射していまごき。人類にだけ、影響しまごき。』



ごき将軍


 『さきに、人類を片付ける算段か。そのあと、決戦というわけか。それは、まずい。人類を盾にする必要があるごき。仕方がない、宇宙戦艦コック・ローチを発進させごき。』


大佐


 『人類の戦闘機が邪魔しますが、ごき。』



ごき将軍


 『かまわん。やっちまえ、ごき。』




 こうして、宇宙ごき、地球ごき、人類の、三つ巴戦となったのである。



 いらいら光線は、しかし、停止した。


 停止したのであるが、こんどは、宇宙ミサイルが飛び交い出した。


 『あーあ。やはり、地球に平和など、来るわけがないのか。』


 やましんは、ついに、空想を止めたのであった。



         おわり




 🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇



  あり軍団の攻撃が、はじまりました! 🐜



























 


 

 

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『いらいら光線』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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