米はこの先生き残れるか!
山川一
第1話 終焉
悲しくも米高騰でJAが自分は悪くないって言い続けているのをみると哀愁が漂います。
価格が下がると農家が持続できなくなるというが
それを言うならば5年前に言わないといけなかった。
資材価格を当たり前にあげて
米価格を据え置きするくらいの価格統制力があることをすでに証明してしまっており
さらには農家からの信用を失い
大手米卸の台頭を招いた。
それでも米が儲からないとなって機械の販売に精をだしながらもサポートはメーカーの代理店に劣り
政治的案件を作ってくるも
農家に罰則のある法案は当たり前のように通してしまう。
農林中金も投資の失敗でサヨナラ。
農家の信用を失い
米が集まらなくなって
買い占め転売屋へと転換しつつも
未だに農林中金の含み損は1兆円を越え
さらには備蓄米を買い占め高値売りしていたことがバレてしまい
進次郎米の放出を許してしまう。
JAはまぁ古古米放出ならいっかと思った。
でも根本的な問題は
小売が直仕入れするルートを作ってしまったことにあり
ここに大手米卸が農家と小売をつなぐ実体型先物取引(後で決まった価格で売る契約)に大きな商機を見いだしてくる。
JAの本当の仕事は米価格の安定にあったが、もはやその仕事は果たせない。
JAは機動性がなく、実体先物についていけず、かといって市場型米先物も許容できず
集荷もできないので農家から米を高く買うしかないが
すでに消費者からの信用も失っており
消費者は安い米は買うが高い米は買わないという生活転換を進め、米在庫を直撃。
果たして農民の出資金は消滅せずに済むのか!!?
気になる2025年!
米はこの先生き残れるか! 山川一 @masafuro
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