「変わりゆく国のかたち」と言われて、僕はちょっと思う所があります。それは、
「日常会話の声が小さくなった事」
気付いているかな? 僕は相対的にそう思うのです。それで今時のリアルで大きく聞こえてくるのは、がなり立てる声や、ヒステリックで感情的な声。
聞きたくもない声は大きくて、聞きたい声がどんどん小さくなっていると思うんです。
これって実は変です。
人間が日常会話で使う「声の大きさ」、これが明らかに昔に比べ小さくなる、それって幾ら若くても、人として「命が薄まっている」気が僕はするんです。きっと好景気の昔は、もっと、もっと、人々の声は大きくて、「幸せな日常会話」がそこかしこに溢れていたと思うんです。
さて、本作です。
連作短歌の中に、現代が圧縮されています。
「まぁ、いいか」で済ませていた多くの「いびつ」さが、気が付けば凄い事になっている、とても怖い事だと思います。僕らが当たり前だと思っていた常識や日常は、現代にはもうありません。お米だって短期間で異常に高くなりました。日本人としての食生活の根幹を、誰かが意図してたやすく壊す事が出来る、そんな脆弱で狂った世の中を作ったのは「まぁ、いいか」です。
お勧め致します。
こちらの短歌は憂うべき事だけでは終わりません。その意味を考えるのは皆様の「心」です。非常に味わい深い作品であると強く断言し、お勧め出来ます。
皆様、宜しくお願い致します( ;∀;)