花びら
なぜ
あの頃のわたしは一瞬を
永遠に信じることが出来たんだろう?
変わらない想いを
信じることが
出来たんだろう?
なんの疑いもなく
自分の周りの世界があんなにも色鮮やかで
あたたかな
日だまりのような時間
それがずっと続くと
信じることが出来たんだろう?
わからないフリ
気付かないフリ
でもそれはきっと
わたしがもう
「イマ」を生きることが出来なくなったからなんだ
時間の中で人も想いも変わってゆくことを知って
いつか思い出が
未来よりも
思い出せないくらいに増えていくことも
もうわかっているから
だから
「イマ」を生きることは出来ないけれど
変わってゆくそれを
大切にしていこうと思った
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