貴方に私の色を刺して
きなこパスタ
エピローグ
見惚れた、いや射抜かれたの方が正しいのかもしれない。
彼の瞳の色、あんなに綺麗な色に出会ったのは生まれて初めてだった。
目を奪われ、心まで持っていかれてしまうようなそんな感覚で。
その瞬間私は恋心と自分の中に渦巻く感情に気づいてしまったの。
―――あの色を私だけのものにできたら
純粋だったはずの私の恋愛感情は何かに染められるように形を歪めていく。
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