学校の七不思議。
怖いけど知りたい、知っているとちょっぴり優越感を持てる。
そんな魅力的な七不思議を創ろう!
と意気込むも、文芸部のみんなで創り上げた作品が、いつの間にか現実となって学校に襲いかかってきました。
何故!?
どうしたら元に戻せるの!?
危険を承知で立ち向かった彼らの勇気と知恵と友情に、どきどきはらはら、時にじんわりほっこりさせられる、ノンストップ創作異空間体験が本当に面白かったです。
こちらは児童向けに書かれた作品ですが、大人も十分楽しめるクオリティの高さです。
現実と創作が入り混じる恐怖を、皆さんも是非、体験してみてください。
お勧めです!
文芸部の部誌のテーマが「七不思議」に決まり、それぞれが考えた七不思議を載せることになりました。
ところが、その怪談が現実でも起こるようになります。
「そもそも部誌のテーマを『七不思議』に決めたの、誰だった?」
その問いかけに、誰も答えられません。
果たしてこの恐怖は、執筆者たちが作り出したものなのか?
それとも、得体の知れない何者かの仕業なのか?
恐怖に対抗するため、七不思議の『異世界に行く方法』を試します。
果たして、彼らは無事生きて帰ることが出来るのでしょうか。
知恵を駆使して恐怖に挑む、ドキドキのホラーミステリーです!
つばさ中学校に通っている心春は、文芸部に所属。
部誌をつくるため、つばさ中の七不思議をテーマに作品を書きます。
……これが、最大の恐怖の始まりだとも知らずに。
……なんて怖い書き方をしましたが、序盤はサクサク、程よいホラーを味わいながら進んでいけます(*´∀`*)
途中では、実際に部員のみんなが書いた七不思議も収録。
物語の書き方とか、語り部の感じも一人ひとり違うので、ホントに読み飽きない!
しかも、オリジナルなお話なので、単に学校の七不思議、じゃないんです。
そんなある日のこと。周りの人が、次々に『変なもの』をみたという。
ただの偶然? それとも……。
あっ、ネタバレは良くないですね。
気になった方は本編へGOしましょう!
文芸部員のみんなも個性があって、面白い人ばかりです〜。
そしてですね、このお話はホラーなんだけど読了後は温かい気持ちになれます。
ホラーが苦手な人でも大丈夫!
暑い夏にこそ読みたいホラー小説としてぜひ、皆さんも読んでみてください!
つばさ中学校の文芸部に所属している八木心春は、夏に出す部誌用の話を書くことに。怪談特集にちなみ、つばさ中の七不思議を作るのですが、集まった話はどれも力作ばかり。小学校中学年から楽しめるバラエティに富んだ怪談が揃い、大人でもハラハラさせられました。
そんな作品を完成させた後で、学校で奇妙なものを目撃するようになって――
ただの偶然なのか、本当に何か不思議なものがいるのか。
リアルで読んでいる自分の身の回りにも起きてしまいそうな出来事の連続で、夏におすすめしたい作品です!
心春の幼なじみの蓮くんや文芸部の先輩達の会話も良き。怖い話が苦手という方にも、気軽に読める作品ですよ!
カクヨムで連載中の皆さま、コレは他人事ではありません。
あなたの書いた作品が現実になってしまう。そうなったらどうされますか?
まあ、大半の方が万歳でしょうがこの作品はホラーですからね。
全然嬉しくない、だってだって怪異が出ちゃうんだもん!!
文芸部の部活動で学校の七不思議を作ろうといい出した人がいます。
みんな面白そうと思って参加します。
すると、すると……
……大変なことになってしまうんです。
元々ビビりの私が興味津々に読みまして学校の怪談ってあったよなあとか思ったんですが、遠い昔の話なので思い出せませんでした。
ぞくぞくしながら読む真夏におすすめのホラー作品です。
文芸部の怪談特集にて作成した創作の七不思議が、次々と現実に起こってしまうという謎の怪奇現象に、ヒロインの心春ちゃんや幼馴染のオカルトマニア蓮くん、そして文芸部員のみんなが立ち向かっていくお話。
作中作の七不思議がどれもリアリティがありゾッとします。それもただ単に怖いだけでなく、人間の心理をついてくるような構成だったり、引き込まれるような語り口に作者様の確かな筆力が垣間見えており、無我夢中になって読み進めました。
また、物語終盤はどうなってしまうんだろうとハラハラしましたが、手に汗握りつつも心春ちゃんの機転にスカッとしたり、切ないパートにもうるっときたり、乙女心を掴んで離さない蓮くんの格好良さに惚れ惚れしたりと、怖さもスリル感もほろり&キュン感もほんのりの謎解き感も絶妙な塩梅で展開されていて、大変面白かったです。
作中作も、日常パートも、物語のどこを切り取っても読み応え抜群!
これは子どもが大好きなお話ですね!
自分は怖すぎるホラーは苦手な方なのですが、こちらのお話はちょうど良いホラー感で、後味もよく、続きがもっと読みたくなるぐらいでした。
ドキドキハラハラ、大満足なお話をありがとうございました…!!
文芸部に所属している中学一年生の心春。部誌で怪談特集をすることになり、自分たちが通う中学校の七不思議をつくることに。
そうしてそれぞれが学校にまつわるオリジナルの怪談を書きあげたわけですが、その直後からみんながつくった怪談に酷似した奇妙なことが起こりはじめるのです。
特筆すべきは作中作のおもしろさでしょうか。ひとつひとつがしっかり怖くておもしろい。そして、かなり入り組んだ構成ながら非常にわかりやすく読みやすいのです。構造の複雑さに邪魔されないので、純粋に物語を楽しめるのですね。
ホラーですが、読後感は切なくもあたたかい。子どもから大人まで、親子で楽しめる物語です。ぜひ読んでみてください。
主人公の心春は、中学一年生。
文芸部の活動で、学校の七不思議を自分たちで創作して部誌に載せることになった。
部員ではないけど、心春の幼馴染でオカルトマニアの蓮くんも参加し、六つの七不思議が完成。
各自が、どんな創作七不思議を書いたのか、作品の中で読める構成になっています。これだけでも面白のですが、そこで終わらないのが本作。
なんと自分たちで考え出したはずの怪異が、現実に発生してしまうのです。
しかもこの、創作七不思議。けっこう、リアルで怖いものばかり。
自分たちが部活のノリで書いたもののせいで、被害者が出てしまう。そんな状況に直面した主人公はじめ部員たちは、とある行動に出るのですが……。
引き込まれる展開に、構成が見事な作品。
ラストにかけては読んでいて、そのまま学校の怪談みたいなドラマにできそう、と映像が浮かんできました。完結作品なのでこの夏に一気読みもおすすめです。
そういや学校の七不思議って、結局七つはなかったような気がします。語り手がいなくなったのか、そもそもその場所が取り壊されてなくなっていたりとか。
旧校舎の〜、なんかはそれですよね。旧校舎?あぁもう取り壊したよ、みたいな。そら語れんて。
ベタなところだと、トイレの花子さんや、理科室の動く人体模型。音楽室では音楽家達の目が光ったりピアノが鳴ったり。あとは何でしょう。もうすでに朧気です。
さて、今回のお話は、文芸部の部員達が、自分達で怪談話を作り、それをウチの学校の七不思議にしよう!と企画するところから始まります。
めっちゃ面白そうな企画!
現役でお話を書いている私も「そこに混ざりたい!当方アラフォーのおばさんですけども!」と名乗りを上げたくなるような展開です。ですが、ここでタイトルに注目。
『作り話のはずなのに』
はずなのに、ということはですよ。
作り話じゃなくなるってこと。
つまりは、本当の話になってしまうのです。
楽しい話ならまだしも!!!
よりにもよって!!!
ホラー!!!!!
わかりますか、この恐ろしさ。
だってまさか本当になるなんて思ってないんですから。怪談を作ろうぜって企画なんですから、そりゃあ頑張って怖い話を書きますて!!!!
次々と起こる、『身に覚えのある』怪異に、文芸部達はどう立ち向かうのか!?
ハラハラドキドキの物語です。
完結していますので、一気にどうぞ!
主人公の心春は中学一年生。 文芸部の一員です。
このたびの部誌のテーマは「学校の七不思議」。
部員(と心春の幼馴染の蓮くん)はひとりひとつずつ創作していくことになります。
ところが。
創作のはずなのに、怪異が起る。これってどうして!?
その謎に迫る部員たち。
そして理由にいきつくのですが……。
実際に部誌に掲載される「学校の七不思議」はちゃんと怖いのが、私としては嬉しかった!
謎解き要素もあり、キャラもちゃんと個性的。
また、個人的には、最後に蓮くんが決断したことが、とても印象深かったです。
怪談・怪異は、そりゃあもう古くから語り継がれています。
何十年、何百年。
当事者がいなくなり、事件が風化し、そもそもの場所がダムの下に沈もうが、それでも「怪談」は残り続けます。
その理由は……。
蓮くんのような人たちがいたからなのかなぁ、と。
そんな風に思いました。
主人公の心春は中学一年生。文芸部員の彼女は部のみんなと創作怪談を作ることになった。オカルト好きの幼なじみ・蓮も誘って、彼女たちは執筆に挑む。心春はAIチャットを題材に、蓮は学校の土地にまつわる話を書く。文芸部メンバーと蓮が怪談創作を進めるなか、次第に物語が現実と交錯し、恐怖の出来事が幕を開け――
児童向けに書かれたお話と侮るなかれ!
しっかりとホラーです。でも、怖いだけでなく友達との信頼関係も描かれていて、全体を通して読むと救いのあるお話にもなっています。なので、ホラーではありますが、お子さまでも楽しく読み終われる作品だと思います。
彼女たちの書いた創作怪談が、まさかあんなトラブルの呼び水になってしまうとは……
トラブルの解決策も巧みに物語のなかに編みこまれていて、わくわくしました!
面白かったです♪
素晴らしい構成の物語でした。
連載を追いながら、何度「すごい!」と感嘆したか分かりません。
いくつもの入れ子構造が絡んだお話で、若い読者さんはもちろん、大人でも存分に楽しめる作品に仕上がっています。
文芸部のメンバーが一つずつ創作怪談を持ち寄って作った『学校の七不思議』。
まずこの作中作が、現実にありそうなリアリティでよくできています。
でも、だからって、まさか本当に現実になっちゃうなんて、誰も思わなかったでしょ?!
なぜ作ったばかりの怪談が現実になるのか。
主人公たちがその謎の調査中、七不思議の一つにあった異世界に飲み込まれてしまってからの展開が圧巻です。
次々畳み掛けてくる怪異。迫る恐怖。そして明かされる驚愕の事実。
主人公が、自分で考えた作中作に出てくるものを利用して状況を切り拓こうとする展開など、全ての要素が絡んで繋がっていくのがとにかく凄かった。
明かされた真相には、ものすごい説得力と納得感がありました。ここにも入れ子構造があり、本当に上手いです。美しさすらある。
かなり複雑な構造のお話だと思いますが、それを感じさせない、全く混乱なく読み進められるストーリー運びと易しい文章で、素晴らしい筆力を感じました。
決して長くない物語ですが、とても読み応えがあります。
ぜひぜひご一読ください!