聖なる状態 ー虚無を手懐ける方法ー

oga太

虚無感について

昨日、深夜のテンションで「黄金の人」を書き上げ、これを心の指針に、と仕事に出かけたものの、またしても私は虚無感に苛まれた。

この正体は何なのか?

ひとつは、虚無感は理想を掲げたことで生まれる可能性がある。

「黄金の人」になりたい、他人に負けたくない、素晴らしいことを達成したい。

ほんの一掴みの理想。

そこから遠のいたと感じると、虚無感はやって来て、いつの間にか私の背中に回り込み耳もとで囁くのだ。


「こんなの意味ある?」


「もう時間がないね」


「死ぬって、どんなかな?」


 虚無感はどういう形状をしているか分からないが、ネガティブな話題が好きだ。

私はつい相手をしてしまう。

それなら、いっそ全ての理想を捨てよう。

もう、何にもならない。

仕事に理想は抱かない。

失敗してもいい。

負けてもいい。

時間になったら帰ろう。

この状態は聖なる状態、「ホーリーゾーン」だ。

今日、私は黄金の人は目指さない。

聖なる状態で仕事をし、またマイフレンド虚無感が現れたら、ただ微笑むだけだ。

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