聖なる状態 ー虚無を手懐ける方法ー
oga太
虚無感について
昨日、深夜のテンションで「黄金の人」を書き上げ、これを心の指針に、と仕事に出かけたものの、またしても私は虚無感に苛まれた。
この正体は何なのか?
ひとつは、虚無感は理想を掲げたことで生まれる可能性がある。
「黄金の人」になりたい、他人に負けたくない、素晴らしいことを達成したい。
ほんの一掴みの理想。
そこから遠のいたと感じると、虚無感はやって来て、いつの間にか私の背中に回り込み耳もとで囁くのだ。
「こんなの意味ある?」
「もう時間がないね」
「死ぬって、どんなかな?」
虚無感はどういう形状をしているか分からないが、ネガティブな話題が好きだ。
私はつい相手をしてしまう。
それなら、いっそ全ての理想を捨てよう。
もう、何にもならない。
仕事に理想は抱かない。
失敗してもいい。
負けてもいい。
時間になったら帰ろう。
この状態は聖なる状態、「ホーリーゾーン」だ。
今日、私は黄金の人は目指さない。
聖なる状態で仕事をし、またマイフレンド虚無感が現れたら、ただ微笑むだけだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます