閑話休題、の十五(惰性)
甘ったれているわけではないが、いかんせん予定を詰めすぎでキャパオーバーを起こしている。というか気温が急上昇したのが悪いと言えばそうだ。そうだが、そこを計算に入れていなかった自分にも落ち度がある。
とりあえず部屋も片付かない。机の上にメガネが四本落ちている。一本掛けているにもかかわらず、である。もうこれだけでなんとなく惨状が目に浮かぶのではないだろうか。ま、たぶん今想像したほど散らかってもいないが、想像ちょっと下ぐらいの散らかり具合ではある。片付けは週末やろう(たぶんやらない)。
しかし二人も家に入れてしまっては、ハードルも下がるというものである。ただまあ、身内が来たとて部屋は片付かないのである。じゃあ片付けてでも呼びたい人間はいるか?と聞かれるとまあいない。来たそうにしていた人間はちらほら思い当たるが。
というかエンジンが切れかかっており惰性で水曜日まで過ごしてしまったという事実がヤバい。いや惰性というか普通に仕事行って帰ってきてはいたけれど、なんかもう何も出来ていない。嫌になるとかそういう次元はとうに過ぎていて、「またかぁ……」みたいな気分になる。話のつまらない常連客が来たときのバーのマスターの心持ちである。ちなみに想像でしかない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます