ことばなし
日に夜
🩶
だれかの言葉が
ぼくの背を押してくれて
だれかの言葉が
ぼくの袖を引っ張った
尖った吹き出しが
ぼくの頭に
強烈な一撃を加えて
口をすぼめた君の息が
ぼくの耳をくすぐった
つーんと鼻が痛くなって
目からは
受け止めた言葉が全部
流れ出してゆく
黙って
左手を握ってくれた
あなたの肩に寄りかかって
ぼくは
静かに口を閉ざしている。
ことばなし 日に夜 @hiniyoru
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます