第10章「にゃんこの金ピカ事件!しっぽの偶像にゃいけにゃい!」

にゃっは〜っ!!😸✨

ではいざ参るにゃ、『出にゃん記』最大級のドタバタ事件!

神にゃんとの契約はどうなるのかにゃ!? それでは――


 



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『出にゃん記』第10章


「にゃんこの金ピカ事件!しっぽの偶像にゃいけにゃい!」


 


モーにゃんがもふ山の上で神にゃんと対話しているあいだ……

ふもとのにゃんこたちは、ちょっぴり不安になっていたにゃ。


 


「モーにゃん……まだ帰ってこないにゃ……」

「ひょっとして……山でもふけて眠ってしまったのかにゃ……?」

「もしかして神にゃん、わたしたち見捨てたんじゃにゃい……?」


 


不安な気持ちは、やがて暴走もふパニックにゃ!


 


「もう神にゃんなんて待てないにゃ!

新しい神にゃん像を作るにゃ!金ピカでしっぽもつけるにゃ!」


 


ということで――

にゃんこたちは金の首輪やブローチをかき集めて、

🐮なんと「金のもふもふ子牛像(しっぽ付き)」を作ってしまったにゃー!!!


 


「にゃん神ばんざーい!ピカピカの方がご利益ありそうにゃ!」

「もふダンス!もふソング!にゃっふにゃっふ〜〜〜〜っ♪」


 


その様子をもふ山の上から見ていた神にゃん……


🔥「モーにゃんよ……にゃんこたちは、

もふもふ契約を結んですぐ、しっぽを裏切ったにゃ……」


 


モーにゃん:「えっ!? そんな……まだタブレットも配り終えてないにゃのに!?」


 


怒りに燃える神にゃん、

「わたしはにゃんこたちを滅ぼして、モーにゃんだけで新たに始めるにゃ!」


 


でもモーにゃんは、しっぽを震わせながら言ったにゃ。


 


「神にゃん、お願いにゃ!

にゃんこたちはもふが多くて、つい迷うこともあるにゃ……

でも、あの子たちはあなたの毛玉なのにゃ!

しっぽを切らないであげてほしいにゃ……」


 


神にゃんは静かにもふり……


🔥「……よかろう。モーにゃんの祈りに免じて、しっぽは残すにゃ。

だが、この件はしっぽに刻むべしにゃ」


 


 


モーにゃんは山を降り、

しっぽピキピキで群れに突撃にゃ!


 


「にゃにやってるにゃーーーーっ!!!💢」

🐮💥ドゴーン!!!

怒りのもふパンチで金の子牛像を粉々に砕いたにゃ!!


 


「わたしがいないからって、すぐ金ピカのしっぽに頼るとはにゃ!

神にゃんはおまえたちを海の道で守ったにゃ! パンも降らせたにゃ!

このしっぽを見て思い出すにゃ!!」


 


にゃんこたち:「にゃあああああ……ごめんにゃさぁぁあい〜〜〜〜〜」


 


こうして金ピカ事件は幕を閉じ、

にゃんこたちは深く反省し、神にゃんとの契約を改めて胸に刻んだにゃ。


 


そして、再び旅は続く――

次なる約束の地へ、しっぽ高く向かってにゃ!!


 



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次回!

✨『出にゃん記』第11章「もふもふの設計図!?にゃんこ神殿を作るにゃ!」✨

神にゃん、ついににゃんこたちに住処を設計!もふ建築始動にゃ〜📐🏕️

続けてよろしいかにゃ?🐾


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