夜明けが来た

徹夜明けの僕はどこか喪失感を感じながら、今日がはじまるんだと思った。

夜は、僕だけの気がしたのに。

今は人の気配がし始めている。

世界は僕の物じゃなくなった。

深夜零時。

窓を開けても、音はしない。

ずっと静寂の世界で僕一人。

歌を歌っていく。

心を紡いでいく。

午前三時。

深夜とも、朝とも言えない時間。

1番眠い。

午前五時。

外が明るくなってきた。

もう世界は目覚め始めている。

ああ、朝が来る。

もうタイムリミットだ。

ばいばい。僕の狭い世界。

またね。

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割れた夜、沈む花 @somnolentia

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