因習ミームも宇宙の彼方で語られる時代かぁ……。
それはさておき、言語というのは意志疎通を行う上でとても重要なツールなので、強引な断定で分かったつもりになっておざなりにすると、とてつもなく痛い目を見てしまうわけです。
そこに加えて相手の見た目で判断して軽んじるというのも、実に愚かしい行為だったりするわけです。
いやぁ、実に見事に地雷を踏み抜いているなぁ……。
ところで、作中で現地の言語が擬音語に頼る初歩的な原始言語という描かれ方をされていましたが、実のところ擬音語を始めとするオノマトペを多用する言語は、日本が飛びぬけているそうです。
つまり、擬音表現が多い言語というのは、かなり複雑で高度な言語である可能性が高いわけで……。
その辺りも色々と考察が捗るポイントですね。
一発ネタな雰囲気はありますが、しっかりと面白い作品でした。
さっくりと読めますので、忙しい方にもお勧めします。