量子勇者ちゃん、死す!
王様は不安になりつつも塔を見ます。
なんかうっすらと量子勇者ちゃんの残像が塔のあちこちにぶれて見えます、王様は試しに望遠鏡で眺めてみました。
この望遠鏡、便利な作りになっていて塔の方に向けるとすぐに量子勇者ちゃんの姿を特定できました。
そして望遠鏡で観測した結果、量子勇者ちゃんは「一意に決定」しました。
あらあら、どうも38階のシルバードラゴンに焼き殺されちゃったようです。
勇者は死ぬと玉座の間に
まぁ所持金は半額(端数切捨て)に減りますが。
王様の前で大合唱状態で痛がる勇者。
量子「「「あいたたたた」」」
王様「おお りょうし よ しんでしまうとは なにごとだ」
量子「「「だってぇ~」」」
王様「だっても明後日もないのです」
量子「「「ふええ」」」
王様「また行ってきなさい!」
量子「「「はーい」」」
未だにこのごつい冷却スーツを着込んだ見た目と、口調のギャップに王様は慣れませんが、とにかく量子勇者は再び塔を目指し旅立っていきました、あ、なんか残像の一つが民家のおやつをつまみ食いしてます、大丈夫かな……。
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