第2話
学校に着いたらクラスが掲示されてたんだけど、なんと!はるなと一緒のクラスだったんだー。この一年また春奈と一緒のクラスでうれしい!
クラスでいろいろやって(なにやってたか全然聞いてなかったんだけど)今、入学式の途中なんだけど…
ひま!もう超超ちょーひま!
なんか太っちょな人がもうずぅぅぅと話してるし、春奈とも出席番号遠いからお話しできないしでもうひますぎる!
でも…ここが体育館かぁ。目の前にある舞台は小学校よりもでかいなー。ここで演じるのはめっちゃ楽しそう!今ならたくさんの人がいるしみんなが私に注目してくれるし。私は今どんな劇やりたいかな?そうだな…
私は大きな国のお姫様!ふわふわなドレスを着ていて、大きなお城に住んでいるの!
でも今日はみんなに内緒で下町のお祭りに来ちゃった!
「…い」
ここで暗転、にぎやかな音を音響機材で流しながら照明をいれる!
「…おい」
浮かれながら歩いていると人にぶつかってしまった。でもその人こそ運命の人!金色に光っている髪、海のように青い目、背は高くて…
「おい!ジブン、誰か分からんけど起きろ!」(小声)
うわぁ!びっくりしたぁ…ってなに?起こされたんだけど…もうすぐいいところになりそうだったのに。後ろに文句言おうとしたら…
「新入生、起立」前に立っている先生の声が体育館内に響いた。
私はあわてて席立ち上がって、言われるがままそのまま体育館を後にした。
後ろから声をかけてくれた関西弁の人…今度お礼言えたらいいな…
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