第4話 「メビウスの猫 時間矛盾のほぐし方」田中ざくれろ様

 第三段は田中ざくれろ様の「メビウスの猫 時間矛盾のほぐし方」です。URLはこちら。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054945830514


 タイトルはメビウスの輪とシュレーディンガーの猫を合体させたもの。時間矛盾とはタイムパラドックスの事でしょう。


 先ずは「シュレーディンガーの猫がテーマかどうか」についてですが、こちらの作品のテーマは「タイムパラドックス」ですね。この作品では、そのタイムパラドックスが起こった際に出てくる現象をシュレーディンガーの猫、即ち存在している事と存在していない事が同時に出現している……言い方がムズイ……で表現していますね。やや変化球ですが、一応合致しているという事で。


 さて、タイムパラドックスで有名なのは、あの「バックトゥザフューチャー」が有名ですね。タイムパラドックスを修正するためにタイムリープするストーリー。あのデロリアン……カッコよかったですね。実は、現在でも新車(約5000万円)で買う事が出来ます。


 タイムリープもので真っ先に思い浮かぶのが筒井康隆先生の「時をかける少女」です。どんなストーリーだったのか忘れちゃってますが、こちらもタイムパラドックスを修正する感じだった気が(おい!)します。


 さて、タイムリープものではタイムパラドックスが発生すると別の時間軸ができてしまうという説もあって、ドラゴンボールやシュタインズゲートなどが該当しますね。


 さて、本作ですが、このタイムパラドックス、しかも親殺しのパラドックスを主人公がやってしまうというストーリー。

 自分が生まれる前の父親を殺してしまったら自分は生まれてこない。その矛盾をどう解決するのか!! なんですが、まあ、そうなるよね。気になる方は本編へレッツゴーですよ。


 気になる点は、宇宙の破壊とか高校生がタイムマシンを作ってしまうなど、ちょっとすっ飛んだ設定がアレなんですが、短編ですし深く考えなくてもいいのではと思います。

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